糸の質を考えなきゃな世界。
サルカン(スイベル)を使う場合
糸と糸のジョイントとしてサルカンを使うとメリットは多い。
糸よれが軽減される
オキアミとかの付け餌は回る。
サルカン自体が回る機構なので、ねじれが道糸まで届きにくい。糸がねじれると竿に絡みやすくなるので、不慣れな初心者は当然として慣れてる人ですらやらかす事がある。
行き着く先は、絡んだと気が付かずに竿を煽っちゃって折るという地獄。
仕掛けの組み直しが楽
例えば、ウキの交換をしたければ道糸側を切って結び直せば良い。
直結だと道糸だけを切る事ができないので、仕掛けをいじるたびにハリスが短くなっていく。
短くなりすぎたら交換しなきゃいけないわけで、ゴミが出やすいし消費が激しいし、つまり手間もコストも掛かってしんどい。
当然、仕掛けをあまりいじらない人なら気にするところじゃない。
サルカンのデメリット
サルカンはつまり金属製のジョイントなので、潮とかで横方向の力が働いたとき(≒仕掛けが横に伸びてるとき)に仕掛けが張りづらい。縦に伸びない限りは張りにくい。糸より全然重いからね、仕方ないね。自然に流すことを至上とする人ほど嫌う状態。
直結よりも結び目が多いから断裂リスクが多いという人もいる。だけどこれは、数としてはたしかに増えてるけど、ナイロンもフロロも結んでるのは端の1箇所だから変わらん気がするのだけど。サルカンが貧弱だったらリスクだけど、どうなんでしょうね。
あとは地味にゴミが絡みやすい。海藻とか。
亜種
デュエルのパワーノットサルカン。
樹脂製のサルカンで、回転機構がない。糸に近い比重なので一般的なサルカンよりも直結に近い構成が作れる。
直結について
結束方法で躓いた話
普段使ってるのはシーガー150。
150m巻だし安いし使ってて問題なかったので愛用しまくってる。
普段はサルカンを使ってるんだけど直結でやってみようってなった。
これまでも直結はしたことがあって、結束方法はエイトノット。
簡単でいいんだけど、エイトノットは輪っかに糸を全部通す必要があるため予めハリスを切り出しておく必要がある。糸をぶらぶらさせてるわけで、踏んづけたり引っ掛けたり絡まったりのリスクがある。長めに取るほどしんどくなる。一応、糸のケースごと通せるくらいに輪っかを大きくすることで対策できるんだけど。
ということで、他の結び方を試したんだけどダメだった。
ストロングノットとか電車結びとか、全部切れた。号数を変えても同じだった。フロロの結束部が切れる。大して力を入れてないうちから切れる。だけど、エイトノットだと切れない。
自分の結び方を疑いたいけど、それどころの騒ぎじゃないだろってレベル。
糸により結び方の向き不向きがあるんだと分かった。
ブラックストリームで切れなかったので、ハリスの属性で変わるんだと思う。シーガーは基本的に固めだし、ブラックストリームはしなやか系。
直結のメリット
ロングハリスが使える。
サルカンをガイドに通すのは破損リスクがあるし、そもそも通らないこともあるから詰まって折れたりもする。だけど、直結だと結び目がサルカンよりも全然小さいので問題にならない。
ということは、ハリスを長く取ってハリスの中にウキを入れる構成ができる。基本的にウキは道糸側で足りるので、ハリス(フロロ)にウキを入れたい派の人はかなり仕上がってる方々。理屈はわかるんだけどかなり変態。
この場合、結び目がガイドを通ると引っかかりはどうしても発生するので、キャスト時に多少なりの影響がある。
他は基本的にサルカンの逆だと思えば。
自分はどうかという話
仕掛けのロストが大嫌いなので、仕掛けの中で一番高いウキを結束部より先に付けるのがめちゃくちゃ怖い。結束部が切れたら仕掛けまるごと失うことになる。そもそも根掛かりが大嫌いでフカセを始めたのだけど、やってたらそのうち底狙いをし始めて、掛かってしまう状況が出てきてしまった。ロングハリスで仕掛けを長くやるのはよっぽどのことだよなーとか。1000釣法なんて怖くて仕方がない。
それにやっぱり、仕掛けをかなり頻繁にいじるんで直結だと勝手が悪い。
直結を使うのはピースマスター感度とかの小さいウキの0号で1ヒロ程度、小魚とかを釣って遊ぶときくらい。大物が取れたら自信になるんだろうけど、どうなんでしょうね。
思い返せばPEフカセではPEG5+を中ハリスにするときに電車結びとかで繋いでたんで、何を今更って感じでもある。ナイロンに戻ってからはやってない。不思議。
諸々のめんどくさい思考を置いておけば、糸よれが存外強かったのでしんどいから嫌だっていうのが単純な理由。数回投げただけでえらいことになった。遠投すれば道糸のねじれがかなりのものになるんでとてもよろしくない。
そんな感じ。
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