釣法を否定するものじゃなくて好みの話。
合わない理由
暇
恐ろしく暇。ポイントを探すんじゃなくて自分で作る釣りだから、タナ取りができてたらあとは挿し餌を変えるくらいしか頭を使わない。手持ち無沙汰な感じがしたり、座ったり、余裕がある釣りって言えばいいんだろうけど本当に何もしないで待ってる時間が発生するのはちょっと耐えられない。
手返しが遅い
ダンゴを作る行為が恐ろしくめんどくさい。というか、時間がかかる。挿し餌を入れなきゃいけないからあらかじめ作ることができない。時合になっても即投入ができないモヤモヤ、雑にダンゴを作っても話にならないから心を落ち着ける必要があって、だからガツガツできない。良くも悪くもペースを崩せないのはね。
しかもダンゴを作ったら都度手を洗う必要がある。手のひらが粉まみれになるので、そのままやってたらめちゃくちゃ汚れる。汚れてもいいよって人ならいいけど、明らかにどうなのよって汚れ方になるので洗わないのはお勧めできない。
潮に負ける
あまりにも流れが強くなった場合、釣りにならない。ダンゴを砕かれるとか、めっちゃ流されるとか、無理だろこれってなる。どうしたらいいんだよってなる。フカセだと同調して流すことありきだからまだ戦えるんだけど、ただでさえウキ下の長い仕掛けで煽られまくったら流石にキツい。ということでコンディションに左右されやすいし釣り場によっても可不可がある。根がエグいと根掛りしまくるしね。割と限定的な感じがする。
楽しくはない
テクニックを披露する場がほぼない。ずっとやってても、釣れるようになってしまったらそこから先はあんまりない気がする。伸びしろを感じないというか。何が掛かるか運頼りが過ぎる感じ。雑な例えだと、フカセが麻雀だとすればダンゴはパチンコ。そんな感じ。ただフカセ派としては底を狙う選択肢が持てるのは、釣法の幅が持てるのはいいことなので、身につくまではガッツリやってくのもいいと思う。でもまあフラストレーションが溜まるから無理はしない感じで。
知見
ネガティブばっかり書いても仕方ないので得たものはきちんと自分のものにしなければいけない。無駄だったとするのはもったいない。
ダンゴ
ダンゴは粉で作ったほうがいい。コーンとか麦とか混ぜるとマジでまとまらない、締めてる最中にめちゃくちゃ割れる。水分増やしたらまとまるけど、投げてるときに針がすっぽ抜けたり、着水で割れたりする。沈んでる最中にも簡単に割れる。全然安定しないんでダンゴ用の配合餌とかは粉だらけのやつにして、集魚効果欲しいならさなぎ粉とかの粉っぽいやつ、もしくはアミエビとか小さめのやつを混ぜて作るのがいい。初心者はそれが絶対いい。しっかり締め込むこと、投げることを覚えるのが大変だから、その過程のハードルは下げないとまずい。
挿し餌
オキアミと練り餌しか使ってないけど、練り餌が存外強い。釣果の大半は練り餌だった。
チヌ狙いだと挿し餌のバリエーションはめちゃくちゃいっぱいあるけど、とりあえずこの2種から始めるのが楽じゃないかと思います。
釣り針
チヌ2号がいいかもしんない。3号はちょっとでかいと思うようになった。で、1号はやや小さい。挿し餌のサイズのこともあるけど、2号スタートが無難だと思った。
ウキ下の長さ
水深より長く取るのが安定。水深に合わせると仕掛けが斜めに立ったときにウキが沈むし、潮に流されても沈む。そして真っ直ぐ立つことはほぼありえない。ダンゴをぶん投げて、いいタイミングで糸を出せばウキも一緒にぶっ飛んでいく。着水時に仕掛けが水面にまっすぐ寝た感じになって、それから沈んでいく。ダンゴのほうが強いからウキが引っ張られていく。ともかくはダンゴが支点になるイメージ。実際問題として釣り場のコンディションありきだから各々の調整が必要だけど、まあそれ込みで長く取ろうねって感じの。丁度いい長さは実際にダンゴをぶっこんで合わせるのが無難。おもりを付けて投げて測るとかあるけど、それはダンゴと違う沈下になるから目安にしかならない。短いのは論外として、基本的に長すぎると困るけど長いのはいいことだから丁度いいの幅は結構あると思う。
でかいのは釣れる
やっぱり特性上、でかいのを掛けやすい。行ってる釣り場の性質かもしれないけど底の方にでかいのがいる。ダンゴは木っ端に耐性があるっていうのはやっぱり本当だったんだなって。
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