暫定版。
前提
ブランドを作って、商品を作って、売上を伸ばそうぜって感じのモチベーションだとする。
認知を上げなきゃだよなってことで、Instagramでアカウントを開設。
そっからどうするか、という話。
継続的な投稿をする
アカウントを作っただけじゃ、弱小・若輩ブランドなんか見向きもされない。
毎日毎日投稿することが大事だけど、だからって手前味噌なネタは限界がある。どんどん掘り下げていってシリーズ化してもInstagramは一期一会なところがあるから、連載はまず通用しない。1つの投稿で完結して、常に何も知らない人でも見られる温度感を作らないと、マジで見られない。投稿を継続していくと記事を作る当人がどんどん知識を深めて見識を広げてマニアックな内容を書けるようになってしまうけど、あんまりコアなものをやり始めるとライト層に受け入れられなくなる。
だから、念頭に置くとすれば、楽しいとか為になるとか面白いとかそういうのをやっていくしかない、という感じになる。
よっぽどセンスがなければ、適正がなければ、ネタが尽きて投稿が苦痛になったりもする。ただでさえ継続すること自体がキツいのに、二重苦三重苦になっていく。詰みかねない。
ということで、まあアカウントの方向性も前提になるんだけど、ブランドとか商品とかと同一または類似カテゴリの内容を発信することを解禁できればある程度楽になる。
ついでに、ひたすら記事を作っていけば自身も慣れてくるし、どの程度の深堀りで十分なのかが見えてくる。毎回長くてごつい文章を作ってもしんどいし、そこまで読んでくれるのかってこともある。程々を探すのも大事になる。
ハッシュタグの活用
Instagramはタグ付けが大事、というか基本。認知拡大を狙うならタグ経由で流入するようにやっていく。そうしないとマジで誰にも見られない。
タグは上限いっぱいに入れる。タグがトリガーになるんで使えるもんはしっかり使う。タグは以前は上限20個だったとか、今は30個までいけるとか、まあなんかたまに変わるらしいからチェックは都度していく必要があるとして、問題はどんなタグを付けるかということ。
認知のためだからブランドを正規表記から始めて、アルファベットならカタカナも書くとか、略称もいいですね。そんでもって親和性のあるカテゴリ、キーワードを足していく。
まずはみんなが使ってるワードを選ぶ。Instagramの検索窓に入れたら使用されている件数が把握できるんで、数の多いものを選ぶ。そうしたら、母数がでかいから埋もれるかもしれないけど、でも閲覧される可能性も上がるってもんで。
だけど例えばアルファベットのタグを採用すると、対象が国内から世界になっちゃうんで、いいか悪いかは展開次第なんだけど気をつける必要がある。母数が増えたらアクセス数は増えるけど、国内販売の商品を海外にアピールしたって買ってくれないからね。本文の言語も対応させないと、せっかく見てくれても何書いてるかわからないしね。対象を考えましょう。
次にマニアックなワードを選ぶ。たとえば「ヴィーガン」とか、一般的ではなくてもその界隈においてはビッグワードになってるもの。うまくハマると単純なビッグワードよりもハネる。
サテライトサイト全盛期のSEOみたいに何でもかんでもタグを付けるとネガティブ判定を食らうこともあるらしいので、あくまでもブランド、商品、記事に関連性のあるものをつける。
毎度毎度タグを書くのはめんどいので、テンプレを用意しておくのがいい。ブランドとか商品の鉄板タグを書きまくって、数個分空きを残しておいて、そっちは記事に対応したタグを入れる。そうすると楽になる。
タグの設置場所
本文中のワードをハッシュタグにする人もいるけど、まあそれはカウントするのがめんどいんで、本文の最後にまとめてしまうとか、あとは投稿のコメントにタグを書くのも有効。
いいねとフォローのログを取る
これはかなり有効。
各投稿からいいねした人は引っ張ってこれるし、フォロワー一覧もあるんだけど、毎日投稿するついでに右上のハートマークかを確認して、スプレッドシートにまとめておく。これをやっておくと、後ですごく助かることになる。ハートマークで表示されるログは一定数までなので、毎日定期的に見ましょう。溜まっていくと古いログは消えます。
他人に商品PRを依頼する
Instagramには商品紹介をしまくってるアカウントがある。自分で買ったものだけじゃなくて案件でも関係なしにやってる。そういう文化が確立されてるので、弱小ブランドが参入しても別にヘイトが向くとかそういうのはない。やったほうがいい。
自身のアカウントで発信するのは限界がある
だって、自分で作って売ってるんだから。いいことしか書かないよね。当たり前。
そんなのをひたすら書いていても、投稿とかアカウントに興味を持ってもらえるかっていえば、ほぼない。運営してますよ、ってことしか把握されない。
商品の良さを知ってもらうにはやっぱり口コミが欠かせない。そっからムーブメントを起こすしかない。
依頼形態について
商品PRを依頼するにあたって、まず2択。
- 金を払って投稿してもらう
- タダで投稿してもらう
個人であれば無料でやってくれる人は多い。「無料提供による無料PR依頼」は通用する。
成果報酬は通用するのか
フォロワーが10,000人を超えてたら、ストーリーズにリンクを付けられるようになる。ストーリーズはハイライトに格納できる。
ということで、アフィ案件も選択肢に入る。入るんだけど、ハイライトを活用しているアカウントなら簡単に埋もれるリスクがあるし、そもそも動的な報酬形態は双方ともに非常にめんどくさい。
「○○円払うから一定期間掲載してくれ」がスマートじゃないかな―って思う。まあ当然、そこから購入数が伸びなきゃ赤字になる可能性があるからリスクはある。
誰に依頼するか
これがダルい。
まずはタグで検索してアカウントを探さなきゃいけない。事務所に依頼すると高く付くし、これは運営側が汗をかかなきゃいけないところだと思う。
関連タグからアカウントを探して依頼先候補のリストを作る。ある程度溜まったら選別して、依頼のメッセージを送る。初めのうちはこれでいいんだけど、そのうち限界が来る。
事務所所属は基本的に避ける
アイドルとかモデルとか、事務所に入ってる人はDMを管理されている可能性が高い。だから送っても見られない事がある。その辺りを明記してる人もいれば書いてない人もいて、まあやってみないとわからないとこではあるんだけど、採用率はかなり低いし、競争率高そうだし。
絶対にやってもらいたいなら事務所とかマネージャーに連絡するほうがいいよねってことになる。
いいね、フォローした人を活用する
前の方で書いた内容がここで活きる。
単純に言って、見ず知らずの人にアプローチするよりも、興味を持ってくれてる人に声掛けした方が返事が来る可能性がめちゃくちゃ高い。作業自体も時短になってすごく捗る。
依頼文の取っ掛かりもすごく自然で書きやすい。「いいねorフォローしてくれてありがとうね、うちに興味持ってくれて嬉しいです、商品PRの依頼してるから声掛けさせてもらいました」みたいなね。
当然、アクションしてくれたアカウント全てがPR依頼対象にはならないので、母数を稼ぐ必要がある。だから、ストックするためには継続した投稿が必要だということになる。道理である。
リポストについて
自分のことが投稿されたらリポストしましょう。単純に投稿数が稼げるし、やっぱユーザーの声は説得力を増すために大事。LPとか作るときも、お客様の声がないと怪しさが出る。
どんどん書いてもらって、どんどんリポストしましょう。
広告費という考え方
PRしてもらうためには、当然商品を送る必要がある。
商品を送ったら原価と送料が発生するけど、これを負担してくれるお人好しはすっごいレアなんで、そんなの探してる暇なんかないんで、自社で被る必要がある。
タダで配っても利益が出たら勝ちだから、被った分は広告費として考えられる。
まずは一定額の広告費を設定して、その中で無料提供する。売上が立ってきたら、利益の中から提供分の費用を捻出する。色んな人がPRしてくれたら認知が増えて売上が伸びてくるって考えたら、初期の広告費もペイできるようになるし、長期的にやってくことで黒字になる。
フィード投稿であれば、新しい投稿で埋もれたとしても残るんで、要するに永続的に設置された広告とも言える。それがアカウントの数だけ増えていく。やればやるほど広告を大量に設置できるという見方がある。一般的な広告は掲載期間があるから、めっちゃ低コストで済むよね。あっちはあっちで瞬間風速がクソ高い発信力あるけどさ。
そういう考えになる。
当然、前提として商品力に自信がないと売上なんか伸びないんで、あと商品とかサービスによる構成なんで、万能じゃない。万能じゃないけど、活用しやすい考え方ではある。
まとめというか
SNSを運営するにあたって、SNSは生活の一部だから、ただ情報発信してもあんまり意味がない時代になった。軽はずみに始めるもんじゃないと思ってる。
最低限、アカウントを作ったなら継続した投稿は当たり前にやらなきゃいけない。そこからユニークなことを始めるとかしないといけない。だからめっちゃ手間がかかる。たかがSNSの投稿、運営なのにね。
開設するんなら活用のことを考えないといけないし、担当するスタッフの適正とかも見ないといけないし、本当に大変。やらされてる感満載だと投稿にも反映されるから、これのおかげで売上伸びるんだよとか、どんなに大切なことなのかとか、疑問を持たせない具体的な道理を説けるようにしないと、「マジでなんでこんなことやらしてんだよ」「時間割いてんだから他のことできるわけねえだろ」「すぐ終わるだろじゃねえだろ」「業務時間外でできるだろとかふざけんな」「質問来たから返さないといけないんだから他のことできねえよ」「やれっつった本人が作業ボリューム把握してねえのか」になって、ヘイトが溜まって、マジであかんことになるんで、ちゃんと考えましょう。マジで。
ちゃんと考えて運営すれば、改善点も見えてきてこうしたらもっとハネるねとか、なるから。
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