[photoshop]レタッチ備忘録

物撮り写真のレタッチ簡易版

前置き

模造紙を敷いてライティングもして、要は白背景・影付きの物撮り写真がある。
ホコリとか汚れとか反射とかを消したりしてWEBように持っていく。

全体の流れ・レイヤー管理

  1. 画像データをphotoshopにぶち込む
  2. 画像レイヤーを複製する
  3. レタッチする
  4. 色味調整する
  5. トリミングして使用する

よっぽど単純ですぐ終わる作業でもなければ、まずは全体の流れを組んだほうがいい。修正が足りてなくて追わなきゃいけなくなったとき、それ以降の作業もやり直しになるとめんどくさい。手間がかかることから順にやっていくイメージを持つ。

当然ながら都度保存する。1回レタッチする毎にやっても極端じゃない。pcスペックが高くても継続して作業してるとメモリ使用率がやばいことになったりして止まることがあるんで注意。photoshopの再起動とかPCの再起動をたまに挟むといいかも。

作業毎に区切りとしてレイヤーを複製する。複製をバックアップとする。ファイル自体を複製してバックアップしてもいいんだけど、見返すのがめんどいし名前つけるのもダルいんで、そこはレイヤーで済ませていいと思う。ファイルのバックアップというか、作業のバックアップを取るイメージ。

ゴミ取り

全力で時間をかけて撮っていれば不要だったりするんだけどね。膨大な量を短時間で撮らなきゃいけない場合もあるわけで、そうすると最初の方はキレイだったのに後の方はホコリが付きまくってたり模造紙に傷が入ってたりで、めちゃんこゴミ取りしないといけない。

まずは拡大率を下げた状態で消していって、全体的に舐めたら拡大して消すって感じで段階を踏んで進めたほうが楽だと思う。

主に使うのは「修復ブラシ」と「コピースタンプ」の2つ。

修復ブラシ

photoshopの広告バナーでたまに見る、余計なものをワンタッチで消すことができるやつ。
スタンプだと拾ってきて塗りつぶすって手間を1発で済ませられるんで楽。ただ、スタンプと比べてかなり大味なので被写体から離れたところ、大体で済ませられるところをやっていくのがいい。

  • 直径:任意
  • 誤差拡散法:6
  • 硬さ:30%
  • 間隔:25%

ブラシサイズをでかくしすぎると他所のゴミを引っ張ってくる事があるので程々のサイズでやるのがいい。他の数値は任意というか、これで困らないというか。個人的に硬さは0だときついけど100は有り得なくて、50以下でやってくのがいいかなって感じ。

あんまり調べずにやっちゃってるんで本当はよくないんだけど、誤差拡散法は何にしても問題ないっぽい。何回やっても消えない頑固なやつがあったらいじったりして。

あまりにもゴミが多い場合、消した跡に新しくゴミが生成されたりする。簡易的スタンプだからしょうがないね。

コピースタンプ

指定した箇所をスタンプする。だから、ゴミのすぐ近くを選択してゴミに重ねたら自然な感じで消せるって感じ。被写体の汚れ(汁がついてるとか傷とかよくわかんない跡とか)も近いとこからコピペして消すことができる。あんまりやりすぎると変になるんで怖い。

かなり小さいゴミを取るならいっそのことブラシで描いちゃえばいいんじゃないのってこともあるんだけど、それをやるとのっぺりしちゃって潰したのが丸わかりになりがちなので、スタンプでやったほうが無難。

  • 硬さ:0
  • 不透明度:100
  • 流量:50

あまり強いとスタンプのアウトラインが出ちゃうんで、フチをぼかした状態で使うようにしてる。
当然だけど左クリック中は加工前のレイヤーを基準にしてるんで、ゴミの際を起点にゴリゴリ塗ってるとゴミを転生させかねないので、めんどいけど1ストローク1クリックでやったほうが安全。

不透明度なり流量を減らしておけば淡くコピペができるんで推奨。いい塩梅を探れる。

台座の削除

自立できない被写体は練り消しとか台とかで固定して撮る。映り込んでなきゃ良いんだけど映るときは映る。それによって影が変化してたり、被写体が一部隠れてたりして恐ろしくめんどくさいことになる。描いたら解像度の違いで加工が一発でバレるしめっちゃかっこ悪いんですごく神経を使う。

広大な箇所の修正になるとスタンプにも限界がある。画像の似た箇所をコピーしてきて重ねて馴染ませることが選択肢になる。

色の補正

カメラマンが撮ってくれてれば白飛びしないように上手いことやってくれてるんだけど、WEBに乗っけるときは背景を白くするなら本当に白くしないといけないんで、せっかくやってくれてるんだけど白飛びさせる。写真毎に中途半端に背景色が違ってるとかっこ悪いんでやるしかない。

短時間で済ませることを優先するなら「レベル補正」が楽。「トーンカーブ」でもできないことはないけど、数値でやれるほうが楽。右端で「255」になってるやつをいじればOK。

被写体が白くなって流石にこれはダメだろってなったら、めんどくさいけどパス抜きなり自動選択なりで抜いてしまってレイヤー効果から除外する。それしかない。

赤みがかってるとかそういうのに関してはトーンカーブの方が良い。

まとめ

ガチンコでレタッチするならもっとしっかりやる方法があるんだけどね、数が多すぎてそんなに時間を割けないって場合は何かを諦めないといけない。

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