メモ。
どれを
19スコーピオン 2602R-5
なんで
タックルベリーで中古を購入。ロッド自体の状態は良かったけど使い込んでるのかコルクの目抜けが散見される。そのままでも使える、割れ目が逆にグリップに貢献して良さそうなもんかもしれないけど、そこから二次被害が起きるのは嫌だなという感じ。
どうやって
コルク以外のところをマスキングテープで保護する。
汚れが見えたんでとりあえず清掃してから補修しようってことで、シンナー系のアレで拭いたら汚れが落ちるって知識があったのでまずそれをやる。
目抜けをパテで埋めて、乾かして、サンドペーパーで削る。
参考
主に何を使えばいいかをチェック。やってることはみんな一緒だった。
やっていく
まず言っておくと、こういったことは初めてである。
揃える
清掃
タオルとかにうすめ液をつけて、コルク部を拭く。
無水エタノールみたいにすぐ揮発するかと思ったら存外いけるもんで、ビチャビチャにしなくても大丈夫だった。タオルに色が乗るんでどんだけ汚れてたかが分かる。強く拭くと凸凹に絡んでコルクを抉るかもしれないので程々に。
タオルとグリップからアレな匂いがしまくって部屋に充満するので、とりあえずがっつり換気はした方がいい。これでラリったことはないけど疑われても仕方なさそうな怖さはある。
練る
二液混合型なので混ぜる作業から。説明書では手でって書いてたけど、ヘラでもなんとかなる。神経は使うけど。ポスティングのチラシとか、いらない紙の上でやる。汁が紙を貫通してどうのこうのみたいなことはなかった。薄く伸ばしてもすぐには乾かなかったんでそんなにピーキーじゃない。多めに作って安心するより無くなったらまた作れば良いの気持ちでやっていくのがいいと思う。目抜けしまくってるように見えても意外とそんなに使わない。だからまあ、目算を誤っても仕方ない。慣れてくしかない。
盛る
練ったら盛る。
細部だからって楊枝を使ってみたけどだめだった。ヘラでしっかり盛って伸ばす。円周に沿って盛って縦に伸ばすと手間がそんなになかった。ヘラで完璧に整形するのは無理があるんで、「最低限こんなかんじ」を頑張って、あとはヤスリで削ろうって気持ちでやるのがいい。
スコーピオンには焼印がある。削り落とすと悲しいし型番が消えるのは嫌なので、うまいこと頑張って避ける。
埋め終わったらはみ出たところを拭って硬化を待つ。
干す
塗りたては簡単に拭えてしまうくらい柔らかいから、どっかに固定しないといけない。
バット部分だけの状態だとリールシート以外で支えようがないので、1本だけ継ぐ。ハンガーにうまいこと引っ掛けて、邪魔にならないところに吊る。今思えばガイドに糸を縛ればよかった。
一晩あればちゃんと固まる。
削る
エポキシがちゃんとコルクとくっついてなければポロッといく場合がある。それは念頭に入れておく。
1000番から始めると地獄がある。めっちゃ荒いのから使うのが絶対いい。かなりしっかり付いてるので、しっかり削ることになる。粉まみれになったらどこがどこかわからなくなるので粗方削ったら濡れタオルで拭くとかする。濡れてるうちは削らない。頑張りすぎると埋まったところを抉りかねないんで、単純な力づくよりも時間をかけてみっちりやる。だから、一日で終わらせる気持ちでいないほうがいい。量にもよるけど。
薄くなってきたあたりが難所。エポキシとコルクの柔軟性がいい感じにマッチしてるおかげでなんかしんどい。頑張る。
80番でがっつり削って400、1000、3000。はみ出してるところを削りきって、均して、手触りを良くして、みたいな。最初のガッツリに勇気が持てるようになればある程度は早くなるけど、それもまあコツがいる。
まとめとか
色をこだわったりコルク片を混ぜるとかすればコルクに寄せられるわけで、凝るならやれることは多い。水溶性が嫌だって気持ちがあったけど、水溶性ならやり直しも効くし、実際どんだけ水に弱いか知らないし、だから学ぶこととか得るものはいっぱいある。今回はエゴを通した形になる。
びっくりするほど時間がかかるので不要なところに盛らない繊細さとしっかり削るガッツが必要。というか、いきなりこれは引くほどの手間なので初めての人は水溶性とか優しいパテがいいと思う。
再度やるならまた中古を買うか目抜けするまで使い込む必要がある。今回の知見を忘れないように心掛けるくらいか。とりあえず。
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