まさかこのご時世に。
状況説明
顧客データというか問い合わせデータというかをエクセルで管理していて、諸々が古いので整理することになった。で、項目の見直しがあったので入力内容を確認する必要があった。「姓名」で1つのところを姓と名それぞれ切り出すとか。で、名前のフリガナが半角になってる。このご時世に半角カナは流行らないというかなんというか、追加する情報元に問い合わせフォーム(Googleフォーム)とかが関わるんで、そうすると登録されるのは全角なんだし、半角にわざわざ変えるのかよってことになる。古いものは古いものでそのままにしてもいいといえば良いんだけど、今後を考えたら全角のほうがよくね?って感じに。
データはGoogleスプレッドシートに格納する。その前提でやっていく。
Excelの場合
エクセルの場合、半角を全角にしたければJIS関数を使う。
Googleスプレッドシートの場合
GoogleスプレッドシートではJIS関数が使えない。ASC関数が使えるので半角化はできるけど、全角化の手段がない。環境として詰んでることを理解しておく。
アドオン
以前は「文字変換くん」という便利なものがあったらしい。調べてみたら検索にヒットしなかったんで、現状では使えない。
GAS
スクリプトで関数を作るしかない。前例があるのでこちらを使用する。
スクリプトは使用できるんだけど導入方法が現在のスプレッドシートと異なるので、その部分だけ補完。
- スプレッドシートを開く
- 「拡張機能>Apps Script」を開く
- 「コード.gs」に上記記事のコードをコピペ
- 「実行」をクリック
- スプレッドシートで使用する
コピペだけじゃなく実行しないと動かない点に注意。実行ログに「実行完了」が出てたらOK。
使用する場合は記事通り、作成した関数を使用すれば良い。通常どおりベタ打ちでもセル指定でもやっていける。ただまあ、後付の機能になるためか反映が地味に遅い。「Loading…」がしばらく表示されることもあるので気長にやる。数千行に一括反映させたら結構待った。
オマケ:姓名の分割
姓名を1つのセルに書いていて、且つスペースで区切っている場合、それをトリガーに切り分けることができる。
オマケ:都道府県の分割
エクセルで姓名が入ってたらそりゃ住所もあるよね。
住所が全て1つのセルに入ってるところはよくある。郵便番号と建物名は別、みたいな。各々の良いようにすれば良いわけで必ずこうしろってものはないんだけど、極力パーツで分けておくのが良い。個人的にはこんな感じで分けておきたい。
- 郵便番号
- 都道府県
- 市区町村
- 丁目番地
- 建物名
入力はめんどくさいけど、都道府県を分けておくと業務によってエリア指定したいことがあるので便利。更に分けまくっておけば差し込み印刷するときに結構役に立つ。
で、都道府県とそれ以下がくっついている場合、都道府県を抽出したいときはこうする。
よく考えてあるなと感心する。
市区町村郡をやるとこうなる。
だけどやっぱり町の名前によって上手くいかないことがあるので、仕込んで終わりじゃなくて目視のチェックが必要になる。他の記事を見てみても頑張ろうねって感じ。しんどい。
コメント