[釣り]江ノ島陸っぱりでの現状のスタンス

釣り

自分のね。

目的、目標

フカセでデカいのを釣りたい。

単純にデカいのを狙いたいなら江ノ島は場違いという大前提がある。多分、現地の人に聞いても同じことを言うと思う。でもまあ、都内在住で電車移動が前提だと江ノ島はめっちゃ楽だし、江ノ島で釣りを覚えたし、江ノ島をもっといい感じに楽しみたいなっていう気持ちがある。

加えてフカセは極力維持したい。「小さいのは釣れるけど」って前提は欠かしたくない。ルアーだとマジで、サイズ抜きに釣れるか釣れないかの択になる。それは嫌だ。投釣りは暇だし、ブラクリとか落とし込み系は、江ノ島は広いけど人も多いから練り歩くのは無理があるし、根魚は釣りたいけど根魚だけ釣りたいわけでもないし。根魚も基本小さいし、それを獲ってばかりいたらサイズアップなんか望めないし。常に忙しくしてるフカセはとても楽しい。

対象魚

チヌ、グレ、アイゴ、ワンチャンで青物。更に次点でボラ、ブダイ。

グレは釣りまくって慣れたので違うのが釣りたい。ボラは湧くとウザいけどいざ狙おうとするとなかなか難しいので掛けるたびにステップアップ的なものを感じる。アイゴは危ないけど引きが強くて楽しいしみんなリリースするから型がいい。ブダイはレア度が高くて嬉しい。チヌは引きが違うのが楽しいしかっこいい。青物は狙えるところがそもそも限られる上、運要素が強いので釣れたらいいね、掛けたら絶対取る的な感じ。

アホみたいに臭いアイゴを1回釣って軽くトラウマだけど、それ以外は問題なく食えてるのでいいのが釣れたら持って帰れる。釣ったら食べたいのでフカセで釣れる魚は都合がいい。

タックル周り

竿

ボーダレスBB420M-T。江ノ島で使う上物用は4m台が現状の最適解。ウキ下を長くすると多少困るけど、取り回しとかがピッタリ。足場が高ければ5.3mのがいいんだろうけど江ノ島は基本的に足場が低い。パワー的にもこれで困ったことはない。

リール

ハイパーフォースc3000DXXG。買ったから使ってるんだけど。3000あれば十分戦えるけど、2000でもやっていけそうな感じはある。レバーブレーキは無くても困らないんだけど、手返しとかちょっとした時に便利なのと不意の大物が来たときはやっぱりあると便利だけど普段使わないからいざってときに使うことをよく忘れる。まあ、ドラグがちゃんとしてればいいと思う。毎度書いてるけどハイギアは絶対。掛けたときはいいんだけど単純な手返しでひたすらハンドルを回すのはだるい。

糸とか仕掛け周り

道糸は3号あると強度的に十分。だけど太いので流しにくい。細くするのは慣れてからがいいと思う。フカセで50m出すことすらあり得ないので、それを目安に下巻きしておいて巻きかえれば財布に優しいと思う。ハリスは2号。さすがに2.5号は太いと思ったけど、道糸のバランスのこともあるし攻めっけが強すぎると根ズレとかで切れたりがあるし。とりあえず最低でも1号は欲しい。1号を割るとフグに切られやすい。ちなみにサルカンで連結。直結は糸よれがきつくて自分にはしんどかった。釣り針はチヌ針2号を上限にめっちゃ小さいのとかを持っていく。余裕を持って飲ませるイメージで組んだほうが掛けやすい気がしてる。基本的に釣れるのは小さい子ばっかりなのと、小さくても意外と良型がちゃんと釣れたりして。大きい針を使うときは大物狙いで割り切るとき。餌取りばっかり掛けて苛つくくらいなら取られてしまったのがマシ、ってときもやっぱりあるし、なんかしらんけど状況に合ってたってこともある。

仕掛けは基本的に完全固定。アタリが分かりやすいしタナの管理も楽。深く入れ込むときに半遊動。オモリは基本的になくていい(0号)んだけど、それでも余浮力は削りたいのでやっぱり使う。底狙いならかならず使うし、うねりがキツいときも使う。オモリを使う場合はほぼ終日使いっぱなしで、付け餌の動きを変にしたくないときはウキ寄りの位置に変えるみたいな。基本的に日毎にテーマを決めてやってる。ウキは中通し。棒ウキは持ち運びがだるい。

コマセワーク、ポイントとか

大きめの個体は魚種関係なく深いところによくいる。それに個体数はそんなにない。大きい子は群れの中に入ってこない感じがある。という前提で組み立てる。

基本的にコマセは後打ち。コマセにゴキゲンで寄ってくる面々は狙ってない子が多いので、先打ちするとあんまりよろしくない結果になる。単純に魚を釣ることが目的だったら先打ちした方がいい。潮の流れを見ておいて、仕掛けよりも潮上側に打つ。同調させたらやっぱり狙いでないのが掛かるのでカスるけど直撃しない感じをイメージしたりして。

エサ取りがバンバン釣れる場合、居着いてしまってる可能性がある。あんまりにもよろしくない感じがしたらコマセを打たずに仕掛けだけ入れてみたりする。居着かれてるとそれでも簡単に釣れてしまう。ポイントを変えても同じ感じだと詰みが見えてくるので、コマセをしばらくやめておくか、小休止を挟んで様子見。

ポイントは基本的に根があるところ。江ノ島は砂地と磯の半々なので根がなければ白くなってるのが分かる。もしくは流れ込み。居着きよりも回遊が多いから、潮通しの良いところでやるのがオススメ。あとは潮目。手がかりがないときは泡の筋とかにぶん投げる。

木っ端とかエサ取り回避でできることは実はあまりない。狭いというか浅いというか、コマセを打ち分けてもそれぞれにいる感じ。だから、流れがしっかりあるときはあからさまな潮上でコマセを打って、コマセの残り滓が付け餌に届くかなーくらいの調整とか。

まあ、エサ取りがめっちゃいるときはフカセで底狙いは餌が届く前に食われてるケースが多いんで、夏場とかの魚が多いシーズンはかなりしんどい。

底狙いがしたい

春先からは絶望的で、そうでなくてもやっぱりフカセで底狙いは厳しい。仕掛けが立つまで結構掛かるし、潮に煽られたら立ちにくいし、その間にエサ取りにやられる。

そしたら紀州釣りしかないじゃん、って考えになった。

ダンゴのお陰でボトムに届く。安心してスタートラインに立てる。

紀州釣りのセッティング

  • 磯竿4m程度
  • 道糸ナイロン3号
  • 棒ウキ
  • チヌ針1~3号
  • ピトン
  • タオル

紀州釣りは性質上竿に糸が絡みやすいんであまり長い竿は使えないしPEも使えない。できなくはないけどとんでもなく厳しい。団子を作ってる最中とか投げるときとか、糸をたるませておく状況が多い。どんなに気をつけても足りることがないってくらい絡む。

ダンゴを作るときは両手を使う必要があるので置き竿ができるようにピトンが必要。団子を作ると手が粉だらけでやばいので、洗って拭けるようにタオルも必要。必要最低限のところでフカセより荷物は多い。

紀州釣りのデメリット

とりあえず風とうねりに弱い。ある程度落ち着いた状態でないとできない。なので、フカセよりも天気の判断はシビアになる。

以前にも書いたけど暇。状況に合わせたセッティングができたら後は試行回数を重ねるだけなんで、だからフカセほど頭を使わない。底で展開するから偏光グラスを掛けて目を凝らしても何も見えない。やる気満々だと、せっかく釣りに来たのに手持ち無沙汰じゃんって苛つきがち。なので、フカセで打ちのめされたときの選択肢になる。

紀州釣りのメリット

基本的に釣果がデカい。その代わりアタリがどうしても大味になるので小物が群がるとキツい。

投入後仕掛けが底についてダンゴが割れるまでという絶対に釣れない時間があるんで置き竿する余裕がめっちゃある。それに否応なくフカセよりも手返しが遅いのでフカセよりも疲れにくい。なので、体力が普通にあれば初日ダンゴ翌日フカセで連チャンできる。

紀州釣りのポイント

江ノ島で、現状分かる範囲でだけど。

砂地よりは根回りにぶち込んだほうがいい感じ。根掛かりは怖いけどそもそもの打率を下げにいっても仕方ないよねって。とはいえエグいところはかなりのエグさなので限度はある。

基本的にオモリは打たなくていいんだけど、潮が強いときはさすがに打った方がいい感じはある。そこそこ強めの浮力のあるウキを使うことも多いんで、アタリを取りたい目的でも打ったり。

ハリスは長めに取る。ウキは道糸側に仕込んでるから回収・投入に無理のない範囲ではあるけど、ナイロンよりフロロのが仕掛けを立てやすい。これはフカセでも同じ。

ダンゴの粉を入れてるバッカンはピトンに吊るせるようにした方がいい。毎度毎度しゃがんでると腰がやばい。ダンゴは1回で全部使わずにある程度残しておく。水の入れ過ぎとか潮をかぶったとかで緩くなるとメチャクチャ割れやすくなるのでよろしくない。それと、割と早くなくなるのでそういう意味でも1袋予備があるといい。分かったことに、水を混ぜるときに練らないように気をつける。粘りが出るとかなり割れにくい。

紀州釣りの課題

ダンゴの投げ方というか仕掛けの入れ方というかがよくわかんない。それからウキ下の這わせ具合の調整がよくわからない。ダンゴ先行でぶっ飛ばすとウキが手前になって、ウキごと沈下してしまう。それならとウキとダンゴを横並びに入れたらたわんでウキ止めまで糸が入っていかなかったり。使ってるウキを見直そうかなとか、どうしようかしらね。

最近の江ノ島釣行

長磯ばっかり通っていて、違うところにも行きたくなった。そうするとフカセに確定する。フカセ自体は江ノ島と相性が良い。あっちこっち攻める事ができるし何とかなるのでやっぱり強い。釜の口から始まって、海の様子と人の入り具合で場所を選ぶ。経路が水没してるのはいいんだけど釣り場が潮をかぶってると流石に無理だってことでNG、長磯につくまでにどっかないかなって探していく。

入ったら入ったで色々やると同時に、周囲でどんなポイントに立ってどんな釣りをしてるかを確認する。たまにマジかよって釣果が出たりするのでよく確認した方がいい。場所によって仕掛けの傾向が違ってたりするので参考になる。

足元で絡みやすいところには立たないようになった。はじめの頃は攻めてたんだけど、浅いところで出っ張ってたりすると簡単にライントラブルを起こして仕掛けをロストする。リスクの割にリターンが少ない。それは日によるものだったりするんだけど、まあ単純にやばいよねってところは結構あったし、他の人もまず入らない場所だったりして。問題なく釣りができそうなところを選ぶのが大前提。

あまり潮通しの良くない奥まってるところは魚がいないのだけど、荒れてるときは逆に狙い目だってことを知った。人から聞いた話であったり、実際そこしか入れなくてやってたら釣れたり。ウノクソの西側とか。

面白そうなところは色々見つけたんだけど、ガチンコするならやっぱり長磯だろうなと思う。他の場所も良いんだけど収容人数が多いのは強い。いろんな釣法を試せる場所だしポイントを掘り下げる場としても面白い。

でもって、最近は魚を追うモチベーションが薄れてきたというか、気負いが無くなってきたように感じる。釣ろうと思えばとりあえず釣れるまで確立できたおかげでボウズは嫌だってストレスがなくなったのと、ガンガンやることが全てじゃないって組み立て方ができるようになったのと。もちろんハマるとひたすら竿を振ってるんだけどオンオフができるようになったというか。装備が揃ってきたことも要因の1つかもしれない。以前は満潮になると詰んでたんだけど、単純な長磯の水没程度じゃ動じなくなった。濡れることの対策、道具を流されないための対策ができるとかなり楽になる。なのでピトンと防水ソックスを用意することを推奨したい。冬に余裕で釣りができる状態が目安。これだと他所に行ってもまず困らない感じがある。

で、まあ、以前からではあるけど他人の釣りに口を挟んだり質問したりをしてる。釣れない人がいたら助言したり、釣れない状態なら駄弁ったり、良いの釣られちゃったら話を聞いたり、話しかけられたら情報共有に精を出したり。そういうことをしてるおかげか単に通ってるおかげか、割りと話しかけられるようになった気がする。人相が良くなったのなら嬉しい。表磯の釣り人はみんなやさしかったりいい人ばかりなので、節度を持っていれば大丈夫。みんな釣りに来てるわけで話に来てるわけじゃないってことは間違えないように。おしゃべり好き多いけど。タモを貸したり、きっかけがあればすぐに仲良くなれるよ。

今後については先述の通りで、ボトムを狙いたい欲がしばらく続いてるのでダンゴに力を入れていこうかなって。手ぶらで帰るのは寂しいけど辛くはないところまで気持ちが仕上がってるので、以前みたいにやりながらフラストレーションはそんなにたまらない。とはいえダンゴの横でフカセをされるとめっちゃやりたくなるけど。底狙いに絞ったときの釣果は人のは見たりしてるけど実感が薄いので、経験としてデータがほしいなって思う。

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