雑記程度の内容です。
どういうアレか
沖磯ガンガン行くだとか、九州とか沖縄みたいにエグいやつが陸っぱりで当たり前にやれちゃうとか、そういうのは置いておいて、汎用性を考えたセッティングは何でしょうねという話。
最初に結論、後に色々を書く構成なので読み飛ばしやすくしてはある。しかし、補足したいだけなのにアホほど情報が増えるのはしんどいですね。簡単にわかりやすく伝えるのって難しいですね。
竿
体感的に4.2m~5.3m。長い方が何かと便利に働く事はあるのだけど、足場が高いとか入り組みまくってるとか長い仕掛けを使いたいとか、そういうのがなければ4m台の方が扱いやすかったりする。
で、1.5号。重さと強度の折り合いはこの辺じゃないでしょうか。1号に下げても良さそうな気はしてるけど、上げるのはあんまり意味ない。スペックを活かすよりも持ち重りの方がついて回る感じ。
タックルが強ければ魚を抜き上げることができるようになるのだけど、大物に対して強度に物を言わせたところで今度は口切れのリスクが出てくるのであんまりどうなんでしょうね。
現行品だとボーダレスBB460M-Tとか。
オープン価格とかのやっすい磯竿でもいいっちゃいいんだけど、あんまり安いやつはサビやすかったり重かったりで面倒がついて回る。特に重さは釣りの楽しさにダイレクトに関わるところなんで、できればこのくらいのを選びたい。
リール
シマノでいうc3000。広く見て海釣り的にもスタンダードじゃないのって感じ。とりあえずで選ぶのに向いてそうな感じ。ボートシーバスとかショアジギとかLTコマセになると4000だとかに上げるようになるのであんまり過信はできないけどね。
ネックは強度とラインキャパになる。糸は号数を上げたら太くなるので、太くするほど巻ける長さが減っていく。通常、フカセだと使って3号とかなのでc3000で足りる。
糸を全部出し切ることはないから小さくしてもいいんだけど、売ってる糸がちょうど使い切れる感じになってたりするので半端にサイズダウンすると半端に余って妙な気持ちになったりする。あと、釣行のたびにある程度の長さを切って捨てたほうがいいってのがあるので、ストックになるんで、敢えてサイズを下げるってのはあんまり意味ないと思う。勿体ないなら下巻きして、例えば50mずつ使うとかいうのもある。各々の財布事情は当然として、糸の使い方は割りと宗教になってくるので自分に合ったものに入信するのがいいですね。
PEフカセになると糸が細くなるので下巻きするだとか、2000sとかを選んだりがある。けどまあフカセでPEなんてものを選ぶ時点でよっぽどなんで、好きにすればいいと思います。自分はc3000に下巻きして使ってます。
レバーブレーキも同様。あると便利だけど無くて困らない。存在を知ってる時点で割りとアレなんで、好きにしましょう。自分は右巻きのハイパーフォースc3000XXGです。
個人的に、ギア比は高い方がいい。ローギア、ノーマルギアだとたくさんハンドルを回さなきゃいけないのでしんどい。ハイギアは巻き抵抗が増えるけどフカセ程度なら問題にならない。餌を取られたのがわかってる、ただの回収でひたすら巻き続けなきゃいけないことほどの苦行は無いし、手返ししてなんぼの釣りだから尚の事早く済ませたい。
とりあえずならセドナc3000HGでいいんじゃないでしょうか。数年ぶりに新作出たし。
とか言いながら、実際のところサハラを勧める。ハンドルがいいんですよ。
道糸
癖が付きにくいやつ、見やすいやつ、よく伸びるやつ、とにかく安いやつ、色々あるけど最大で3号。それ以上は太すぎるし強すぎる。大は小を兼ねるけどだから何だよってくらいに意味を感じない。太くなると巻ける量が減るし、高く付いたりすることもあるんであんまり無駄に上げないほうがいいと思う。
多分2.75号、2.5号でも足りる。2号はちょっと怖い。何が怖いってボラが掛かったときで、道糸が切れると仕掛けを全部持っていかれる。それだけは避けたい。切れるならハリスにして欲しい。
糸を巻くときはスプールがパンパンになるくらい巻く派。高切れが怖いのと糸よれがしんどいのとで、使ったら切るができるようにしたい。ストックが多ければたくさん使える。だから3号150m巻きを買ってきたらだと使い切るし、なんならもうちょい欲張れるから600mだと長さよりも巻きっぷりを確認する。
まずはDUELのCN500。
癖が付きやすいんで、釣りに慣れてきた頃に扱いにくさを感じるかも。
普通に使うならAPPLAUDのDETAIL。
ストレスフリーでフカセをしつつ財布に優しくしたいならサスペンド磯。
ただしサスペンドなので結構沈みやすい。初心者にはフロートのが扱いやすいと思う。
ハリス
1つだけなら1.5号。複数なら1、1.5、2号。
太すぎると食いが悪くなることが体感としてある。それに、針が小さいところに太い糸を持ってくると結びにくい。細すぎると切られやすくなるので、フグやら根ズレやらでのトラブルがだるくなる。1.5号はある程度の木っ端は無視するというのがあるんで、数釣りしたいとか小物が多い状況によっては不向き。良型でも細糸じゃないととか、なんかそういうのがあったりして。そんな感じで展開するので、1つの太さで決め打ちすると全然釣れなかったりする。
まあとりあえずの考え方として、使う針のサイズがあってそれに糸を合わせる感じが良い。
結構な沼。
シーガーの150を買っとけば、安価でたくさん使えるのでいいです。
釣り針
東京近郊、特に江ノ島での話になるけど、グレ3号~6号で揃える。1つだけだったら4号か。
針が小さくて釣れないということはない。あるとしたら口がでかすぎてすっぽ抜けだけど、口が硬くて丸呑みしがちなサバでもないとあんまりそういうことはない。オキアミを付ける前提なら単純に、釣れる最小サイズを選ぶ感じでやっていける。4号でボラを掛けられるから強度も大丈夫っぽいです。
リスクとして、針が小さいとフグに飲まれやすく切れやすくなる。上手いこと口に掛けるとか、サイズアップして飲まれにくくするとか。あとチヌ狙い。例えばサナギを使うなら流石にデカくないと無理。
行き着くところは組み立てによっての使い分け。やってたらそのうち種類は増える。
釣り針も結構な沼で、性能がいいやつは本数が少なかったりする。普通にやる分にはこだわらなくていいので、300円で20本位入ってるやつを選べばいいんでないでしょうか。
メーカーとか色とか形とか、結構な宗教。
なお、オキアミは針のサイズに応じて調整することになる。針からはみ出す感じに1匹丸々つけてもはみ出した部分ばっかり食われて針掛かりしないことが多い。基本的に尻尾と頭を落として胴体を使う。落とした分は勿体ないのでコマセに混ぜる。頭にも食ってくるので、長さが合致すると前半分と後ろ半分をそれぞれ使ったりということもある。
ウキ
円錐ウキ。1個だけなら0号。増やすなら3B、1号。大味なバリエーションから始めて間を埋める感じ。
マイナス浮力はピーキー過ぎて勧められない。1000釣法とかあるけど、あれは釣ったというより「釣れた」の部類。根掛かりのリスクがあるし、場所によって完全に向かないし、釣れるかもだけど汎用性は感じられない。あまり強い言葉で断じたくないけど、江ノ島だと不正解寄りのセッティング。流れがしっかりあってそこそこ深いところとか、魚影が濃いとか、活性が高いところに向いてそう。
で、棒ウキの選択肢もあるっちゃあるけど、ちゃんと扱わないと竿やら足元にガンガン当たってよろしくない。初めての人にはちょっとしんどいんじゃないかと思います。感度は良いんだけど、取り回しに難がある。
海が荒れててサラシが出まくってるとか上下が激しいとき、単純に深いところを狙いたいときに重いのを使う。重いほどすぐ沈むので便利だけど、アタリがボケやすい。表層のエサ取りを突破したくて付けるときもあるけど、沈むのがアピールになっちゃって食われることも珍しくない。ということで、エサ取り回避にオモリだけで立ち向かうのは実は微妙。言えることは、必要最低限で選ぶのが無難。
買うならピースマスター遠投。ちょい高いけど頑丈なので、磯にぶつけても余裕でやっていける。初心者こそ使うべきだと思ってるし、ずっと使える。ノーブランドの安いやつは耐久性そんなに無いし、余浮力もよくわかんないし、結果、初めから買っとけばよかったってことになる。
余浮力でいうと、たとえばBのウキにBの重りをつけてもまだ浮いてて、もうちょい重くても耐える。そのおかげでサルカンだったり針だったり餌だったりの重さに耐えられる他、口ナマリで仕掛けを張る事もできる。塩分濃度の関係で海水の浮力が弱いときのカバーもできる。そんな感じでウキの余浮力は大事なんだけど、ノーブランド品の謎ウキはアホほど余浮力があったりする。Bじゃなくて3Bだろこれ、みたいな。大手メーカーの大量生産品とか、高いやつとかはその辺をしっかり作ってるので安心感がある。買い直しても今まで通りの使い方ができる。そういう感じで、言い方は悪いけど、ちゃんとしたやつを買うのがいいですね。
ウキ止め糸、シモリ玉、からまん棒
とくにシモリ玉は、フカセ用なので小さめを選ぶことになる。
ぶっちゃけシモリ玉はビーズでもいいんだけど、手芸用のビーズなら安くたくさん購入できるんだけど、内径をミスるとウキ止め糸が抜けるんで良くない。代用したい場合はサイズをきちんと選ぶこと。加えてウキにピースマスター遠投を選んだ場合はウキの中にシモリ玉が入る仕組みなので外径はこれをクリアしないといけない。結局は釣具メーカー、というか同メーカーの物を使うのが安牌。なくさない限りは減らないので、まあ、いいんじゃないでしょうか。
からまん棒は何でもいいっちゃいい。ゴム質の素材なので使ってるとそのうち割れる消耗品。サルカン込で切れたとしても、これのおかげでウキは回収できる。あったほうがいいことは間違いない。
ウキ止め糸もなんでもいいけど、結んだ後に動かせる割に勝手にズレにくいやつを選ぶのがいい。謎メーカーじゃなかったら平気だと思うけど、硬いやつが好み。
スイベル(サルカン)
8~10号。あんまりでかいとウキの余浮力が負けるし仕掛けが張りにくい。
直結でもいいんだけど糸よれがすごいことになるんで、ハリスを長く取るなら付けた方がいいかも。あと、仕掛けの換装をするときに楽。ハリスを短くしたい、交換したいときの手間は直結のほうがだるい。
直結のほうがスイベル連結よりも結束部が減って断線リスクが少ないとかいう話があるけど、個人的にどっちも変わらんと思います。
使ってるのはヨーヅリの徳用。
仕掛けの構成について
テーマは再現性。釣れなかったからこうした、こうしたから釣れたがクリアになってると次に繋げやすい。
よくやるのは完全固定、0号ウキ下1.5ヒロ。ハリスは1ヒロにしておくことでタナを浅くすることができる。人によりヒロは違うけど、まあ個人差はあるけど、成人男性で1~1.5ヒロ取ってたら何かしら釣れる。実数で言えば2~3mってとこか。
2ヒロ以上にするときはウキ止めを上げて半遊動。固定で竿1本以上の長さにすると取り回しがしんどくなる。長く取ることで戦略の幅は増えるし釣果が変わることもあるけど、経験値がないと地味にしんどくなってくるのでいきなりそうしろとは言わない。フカセは基本的に上モノ釣りなんで、応用とかステップアップの話ですね。
そんな感じなので完全遊動とか1000釣法はよく分からん事になってしまうんで抵抗がある。
書いてみて
「自分なりのやつ」ができてきてるので割りと満足。いろんな方法がある中で独自の考え方が持ててるのは、見当違いの方向を向いてたらやばいけど、いいことですよ。聞きかじりから経験則のやつが入ってきてるんで裏付けがある。ここからまた変化していくわけですね。
ひょんなことから人に教える機会がちょいちょいあるので言語化できないとヤバいんですよ。
つまるところ自分はあんまり則ってないっていうね。特に最近は底狙いやら棒ウキやらで新しい構築を探してるところだし。わざと打率さげつつ大物狙いみたいな、ピーキーなことをしてる。そんなのをやらせるわけにはいかないので。
釣り場を決めちゃえば鉄板はあるけど常に同じことが通るわけでもなく、幅を広げたり変化したりがあるから楽しいですね。
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