便利なような、どうなんでしょうね。
ざっくり
お名前.comのRSサーバーでは作成済みWPを複製する「テスト環境」がある。
「テスト環境」ではBASIC認証が効いてるので外部からの閲覧は不可能、安心していじることができる。
テスト環境の内容は「本番URLへ公開」として、新規にWPを作ったり既存WPに上書きしたりできる。
構築について
作るところまでは以前書いた。
編集時の注意
BASIC認証
アカウント(パスワード)を忘れると確認手段がないので初期化して再取得しないといけない。
アクセス時
テスト環境は「testrs.jp」のサブドメインとして作成される。しかも非SSL。
BASIC認証後、初回アクセス時とかはブラウザのセキュリティが働いて、「マジで大丈夫かこれ」のページが出る。びびるけど問題ないので安心すること。
自作テーマが壊れるかも
テスト環境のURLはサブディレクトリに格納されてる。
例えば相対パスで記入してるとリンク切れを起こす場合がある。メニューが死んだり、cssやらjsがつながらなかったりする。逆に絶対パスをベタ打ちしてるとミラー元と繋がっちゃうので変更内容が反映されなかったりする。
環境が変わってもそのまま使い回せるように、WPのタグを活用してやっていく必要がある。
<link rel="stylesheet" href="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/style.css">
<a href="<?php echo esc_url( home_url( '/' )); ?>">HOME</a>
「本番URLへ公開」について
まずは公式の案内を読む。
新しく設置するなら問題ない。
気をつけるべきは上書きする場合。
「上書き」で一番怖いのは、テスト環境で編集してる間に本番環境で更新作業があった場合。この状態で上書きすると、更新内容が吹っ飛んでしまう。当然上書き前に気をつけるべきではあるけど万が一は考慮しないといけないんで、「上書きする前にもう一個複製する」をやっていくべきでしょう。怖すぎる。
リスクはあるけどとても便利
新設にあたってはテスト環境は無くても困らないんだけど、リニューアルだといきなりぶっつけ本番で載せ替えるのは無理。ほぼ確実に何かしらでよろしくないことが発生する。だからテスト環境はあるとすごく助かる。更にはテーマだけでなく中身も全部上書きされるので、載せ替え作業がすごく楽。
RSサーバーを使うなら選択肢として覚えておいて、いざという時に活用するのがいいです。
コメント