念のためというか。
カートの必要性
釣り道具をカートにまとめるのはポピュラーなので、今更って話でもある。
釣りはちょっと欲張ったりちょっと本気を出すと荷物がめっちゃ増える。アウトドアのリュックとかバッグだとデカいのはあるけど、詰め込んで担ぐと電車移動とかで邪魔だよねとか、重くてやってられないとかになる。だったらカートにまとめるのが賢くないか?という感じ。実際のところ荷物を担がなくていいのはだいぶ楽で、フットワークが軽くなるので疲労だけじゃなく危険性も減る。それに許容できる容量、重量の上限が跳ね上がる。
頑張りすぎて腰をいわす前に頑張らなくていい環境を構築しておいて、必要な時に使うって感じで状況に応じて使い分けるのがいいと思う。
カートのデメリット
正直なところカートが嫌いなので、使わずに済むなら使いたくない。上手く使ってる人を見るととても羨ましい。ボロボロなのにしっかり現役で使ってる様子はめっちゃかっこいい。だけどそこにたどり着ける気がしない。
まず、うるさい。キャリーバッグもそうだけどガラガラとでかい音が出て、始発目指して早朝に歩いてると迷惑になりそうだし自分自身も音が嫌。そのへんは必要経費的なもんだと思ってるのか、そこらのカートは全部うるさい。そのへんをフォローするとタイヤへのコストが掛かって嫌なのかもしれない。
次に、短い。自分の体に合わない。快適に引ける角度にすると手が届かない。ホビット用かよ。中途半端にコンパクトを謳って中途半端なものを出されちゃ困るんですが、みたいなくらいにアレ。釣り界隈でオススメのカートをそこで諦めたものがいくつもある。
それでもって、脆い。数回使ったらガタつくようなのばっかり。そんな重いもの載せんじゃないってことだけど、重くもないものをカートに載せることってあるのか?という気持ちが。じゃあ台車でよくない?って思ったりして。
この3点がかなり引っかかって、購入した今でも抵抗がある。
カートの選び方
値段がピンキリなだけあって性能の幅も結構ある。耐荷重だったり耐久性だったり色々と。そもそもハンドル位置が身体に合わないと使いづらいし、タイヤの径が小さいとだるかったり、タイヤの材質によってはうるさかったり。海釣りだと一発で錆びるのでそのへんも踏まえないとすぐにダメになったりする。いい条件てんこ盛りにしたらカート自体の重量がすごくなったり。単純にあると便利だって思ってたところに、いろいろ調べて用途をイメージするとあんまり気軽に選べなくなったりする。
電車移動メインで始発に乗る自分からすると、条件的に以下の感じ。
- ハンドル位置が高い
- タイヤはデカくしたい
- うるさくないのがいい
- 頑丈なのがいい
- クーラーボックス(22L)が安定して載るのがいい
で、レビューやらインプレやらを眺めてたら「マグナカート」がいいんじゃないかってなった。ノーブランドが多い中、商品名が知られてるってのは凄いことだと思う。
釣りよりも楽器方面で人気があるみたいね。
これ。
マグナカートにも種類がある。ネットで見る限り、釣り界隈で人気のやつではない。でも調べてた当初そもそも在庫がなかったりして選べなかった。入荷されるのを待ってたんだけど、ひょんなことからコストコに行ったらこれを見つけて衝動買い。
乗せてみた
クーラーボックスとタックルバッグを乗せた。当然ながらクーラーボックスが下。
タイヤが手前に付いてる作りのおかげなんだけど、カートを立てたときに台座が接地してるので安定感が凄い。ハンドルの取手と干渉しないので持つことにストレスもない。ジョイントがあるから軋みはするけど、実用性的なところでは問題ないかなと思った。
一番幅を取るのがクーラーボックスになるので、それを踏まえてクーラーボックスを選んであるので、つまり改札は問題なく突破できるということになる。念のために幅広の改札使うけど。
クーラーボックスがズレるようなら滑り止めを噛ませる。いい感じのシートが100均にある。
問題は固定。
荷物の固定
固定は網の方が楽かと思ったけど存外にでかくて見合うサイズを選ぶのが大変だし、伸縮されたら不安定なだけだなと思って却下。
マグナカートにロープ等は付属していないので別途用意する必要がある。なのでこれを注文。
注意点として、マグナカートは太いのでフックが小さかったら掛けられない場合がある。これは小さかった。なんとかしたけど。
長いの1本よりは複数本で留めるのが良さそうな感じ。使用イメージはこれ。

縦の取り付けが地面に擦れる付け方になるので摩耗が不安だけど、そこを除けば最適解だと思う。ダメージを嫌って横向きだけで留めると不安定になる気しかしない。
錆び予防
海に持っていくわけだから錆びて当たり前の気構えではいるんだけど、金属はマジで簡単に錆びるのでそのまま使うのはためらわれる。なので、気休めにしかならないだろうけど錆止めのスプレーを吹いておく。
どれがいいかわからないのでとりあえず知ってるKURE。
めんどくさい点
まとめて持っていくことだけがネックになるので、まとめてしまえばバッグ等を開けられない。道中で氷とかを買ってクーラーボックスに入れたりするときはいちいちバラさないといけない。どうしようもない点は飲み込んで、あとは出し入れしなくて済むように別にバッグを用意するとかポケットに入れておくとか、分けておこうねって感じ。
問題点というか
カートを背負子化する人達がいる。平地ばっかりじゃないのでとても冴えてると思う。だけどマグナカートではそれができない。カートを展開した時に強制的にタイヤが突き出すことになるので、それを背負うと腰に直撃する。
本当は背負子ありきで選びたかったけど丁度いいのがなかった。これがとても惜しい。取手がもっと長ければよかったのに。

仕様というか
立てたとき、タイヤが設置しない作りになってる。ということは斜めにするときに支点が変わるわけで、普通のキャリーカートのつもりで引っ張ると立ったままで横にスライドしがち。コツがわかればなんとかなるけど失敗すると擦れまくるのであんまりよろしくない。なので、足を支えにして確実に斜めにするのがいい。それくらいのものなので、安定感が凄い。
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