初魚探購入の選び方やら考え方やら候補やらのログ。
用途
釣れるポイントや方法を探ることを内包した釣りと、魚がいることを前提に組み立てる釣りがある。
普段やってるオカッパリというか磯のフカセ釣りは、ポイント攻略のために必要なのは潮の流れやら根の確認やらだったりで魚探の必要性を感じないというか。コマセによってくるのを見るから魚探なんか見るまでもない。偏光グラスで見えるし。遠投だとわかりにくいからあったら便利かな?って感じもするけど磯際でそんなキットを出すのはやっぱり面倒だし、なくていい。
で、ボート釣りをいい感じにしたいと思った。そしたら魚探に頼るしかないのではと。流石に深すぎて偏光グラスじゃどうにもならない。手返しも時間が掛かるし、オカッパリに比べて釣行頻度は低いし、「このポイントにはこの釣り方」って鉄板はあるけどオカッパリよりもポイントを絞るのに難儀するんで、確度を上げるには機材に頼るしか無いよねって。とはいえ魚探がある=釣れるって話でもない。そこまで期待値は高くない。
後は単純に、釣りしてるんだから魚探がどういうものかを知っておくのもいいと思った。
代替案
底を取って狙っていくことだけがテーマなら地形と現在地さえわかればいい。だとすれば、ぶっちゃけタダでなんとかなるレベルだったりする。
Garminが出してるアプリではGPS付きの魚探は取得したデータを共有することができる。アプリは無料で、会員登録さえしてしまえば使える。魚探を使って地形情報を取得して、アップすれば統合される仕組み。アップした内容はユーザー全員が見れる。魚探がなければリアルタイムの云々は把握できないけどそれ以外は分かる。地形と現在地が分かる。先人たちが登録したデータにタダ乗りするのであまりいい気分はしないけど、手っ取り早く美味しい目に合える。
デメリットは、魚探が通ったところしか埋まらないのでデータのないところは何もわからない。それで困るなら自分で買えよって話。
魚探選びの条件
そもそも魚探を使ったことがない。どんなに便利なのか、何が必要最低限なのか、体験がないまま選ぶのはとんでもなくめんどくさいので、クソ高いのを買って確実な効果を得るか、使わせてもらって知っていくのがいいと思う。無知が調べて知った気になって選ぶのは推奨できないよね。やるけど。
重さ的にもサイズ的にも荷物を極力増やしたくない。だからできるだけコンパクトにしたい。手漕ぎのレンタルボートなので小さいし不安定なので落として壊れたり波をかぶったりして壊れたらめっちゃ困る。なので強度とか防水性とか設置についても気になる。
調べてみたら価格帯は結構幅があって、10万超えとかだとガチの漁に使えますよねってレベルで範囲がめちゃくちゃ広い。数千円レベルだと壊れてもそこまで痛くないけど信頼できるんですかって。2~4万あたりのが落とし所じゃないかと思った。外海に出ないからそこまで高性能なものはいらないよねっていう。
人気がある中でダントツっぽいのはガーミンストライカー4。
4にも種類があって、Amazonだとプレーンなやつにアホほどレビューが付いてる。
基本的に魚探はバッテリー駆動で、電動リール用のバッテリーを使いまわしたりとかしてるみたい。流石にそれをやっちゃうとデカくて重くて邪魔なので却下。
更に調べたら、魚探をモバイルバッテリーで動かす界隈がある。10時間超えの使用に耐えてるので実用性がハンパじゃない。魚探とモバイルバッテリーを繋ぐアイテムはないのでそこらへんは自作する必要があるし、モバイルバッテリーも魚探に耐えられるスペックが求められるし、防水のケアも必要なので結構大変。DIYが趣味ならテンションの上がるところだけどこれ目的で始めると道具の用意やらなにやらでコストがえらいことになってしまうので非常にめんどい。ホンデックスだと純正品でUSBケーブルがあるらしい。
ガーミンを眺めた後だとホンデックスの値段に日和ってしまって今回は見送り。
というか、振動子周りとか考えたら無知の人間がいきなり手を出すのはハードルが高すぎる。
そうすると上がってくるのはスマホ連動のやつ。これ系だとDeeperがPRしまくってるし、ガーミンも近年出してきた。
バッテリーは内蔵だしカタログデータを見る限り丸一日使えるっぽいし、丸一日つけっぱなしは連動してるスマホの方が先に終わるだろってのと、手漕ぎボートにフットワークなんか望めないからつけっぱなしにするほどのことはないんじゃないのとか。魚探の反応に即対応できたらそれは漁だよ。
LUCKYLAKERも選択肢のはずだけど、なんか心に響かなかった。多分LAKEじゃないからだと思う。
ということで、今回はスマホ連動のやつにしようと決めた。
これに決めた
ガーミンを採用、念のためにGPSタイプ。
Deeperはいい商品なんでしょう。多分。Youtuberやらなんやらに提供しまくってPRを頑張ってる感じとか、似た仕事をやったことがある身としては好印象もないことはないんだけど、割とあからさまにやってるので実際のところどうなんだろうって気持ちが湧いてきた。Amazonレビューの低評価もかなり気になる。試しに使えるなら使って判断したいところだけど周りに持ってる人がいないので実際どうなのか全く分からんで、だったらインプレは少ないけど老舗のガーミンだって普通に選択肢になるでしょって気がして。
あんまり持ち上げられてるものに対して忌避感がある。なんでだろうね。逆張り癖が付いてるのかもしれない。だったらストライカー4だってアホほどレビュー付いてるじゃんってね。自分でも分かる程度に筋が通ってない。
ともあれ、ちゃんとしたというか、しっかりした魚探を今後導入しようと思うかもしれないっていう先のことを考えると、メーカーを揃えておいたほうが見えてくるものは多いかなって感じがあった。だからガーミン。2万円超えに紐をつけて海に流すとかメチャクチャ怖いので、とりあえず商品が届いてから付属品を確認して、アレな感じだったら頑丈なやつに付け替えようと思う。
商品は昨夜注文して明日届く。
余談:魚探のモバイルバッテリー運用について
これを始めた人はめっちゃ冴えてると思う。特にガーミンストライカー4との組み合わせなら必要電力もそんなに無いし、選択肢の幅は結構ある感じ。
キット化すれば丸儲けできるんじゃないのみたいな。一時期モバイルバッテリーは色んなのが出てたけど、今のところ在庫の関係か規格が減ってきて、5V2A辺りが落とし所なのかなって感じがある。昇圧ケーブルとヒューズと連結ジョイントを用意すればいいじゃんね。一個だけだと高くつくし、大量生産してヤフオクとかメルカリとかで自己責任を謳いながら出品すれば捌けて財布が潤うんじゃないですかね。もうやってる人はいるんだろうか。
ゆくゆくはやってみたいんだけど、理想としては魚探もバッテリーも買ったままの状態でそのまま使えるキットの作成。やっぱそうなるよ。
モバイルバッテリーの利点は既に持ってるものを流用できる面もある。だけど実際のところ、魚探の必要電力とかを見ると結構限られてくる。バッテリー側の出力が弱いと昇圧すればいいんだけどロスが出て実働時間が減るとか、昇圧したらアンペアが足りないとか。新調する必要も出てくるから、どの魚探を使うかってところから展開して持ち物が使えるか判断して、必要な材料のコストとかを見ていく感じになるんでしょうね。
ドンキに行ったら12V出力のバッテリーあったし、やりたいなーこれ。
使用感とか
とりあえず、ボートで魚探は投げないので結束だけを強化。
付属の紐は縛り方を変えてもやっぱり不安だった。タックルバッグのD管に繋いで使うときだけ海に入れる。水に浮かべると自動で電源が入る仕様だから、使うときだけ入れる。予め家でiPhoneとの連携作業は済ませておいたので、海に入れてアプリを起動して様子をうかがうだけ。レスポンスが早いのでストレスは全然ない。
バッテリー残量を気にする以前に魚探を常時見る気はなかったんで、たまに使う程度。その日はそもそも魚影が薄かったんで、入ってきたらタナを合わせなきゃみたいなことをする気持ちにはならなかった。
やっぱりというか、魚探性能よりは海図と現在位置が分かるのが魅力的な感じ。だとすれば魚探いらねーじゃんってなるけど。うん、もっと依存するくらいに使い込まないと良さはわからない。
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