1年使ったくらいの素人の所見です。
先に結論
なくても平気。
ブレーキのメリット
- 糸を出せば魚は走るから根に掛かりそうな状況で対処できる
- 竿をのされた時に糸を出すことで姿勢を正す
よく言われるのはこのあたり。レバーブレーキといえばフカセ。フカセ対象魚は磯際とかに突っ込んだりするし、針を外しに掛かるモーションが無いので糸を出すことにリスクも少なく相性はいいんだろうね、理に適ってるんじゃないかと思うし、そうであればなるほど便利だなというところ。
ブレーキ導入の前に
購入の必要性
レバーブレーキは自分に必要なのかを考える。自分の釣行先で竿がのされるとか突っ込みに耐えられないとか、そんな状況があるんですか。無ければ買う必要はないよね、高い買い物になるんだからね、という話。小物しか釣れないところに素敵なギミックを持ってきたって活躍の場にはならない。使わないならレバーほど邪魔なものはない。メーカーを選ばなければ安いレバーブレーキリールもあるけど、上を見たらSUTブレーキの有無で大幅に環境は変わるわけで、単純にレバーが付いたものを求めても意味ないんじゃないの?って気持ちもある。動機とか財布の紐とかは人それぞれなのであまり兎や角は言えないけど、それでも手前で考えておくのは大事だと思う。
ゆくゆくは一級磯とかに行って大物を掛けたい、そのためにレバーブレーキがあったほうがいいと思うだとか、既にレバーブレーキがないとどうにもならなそうだとか、夢を追いたかったり救いを求めてるくらいのものはあっていいと思う。
ドラグは使えてるか
ギチギチにしてたら限界が来た時に仕掛けが切れるか竿が折れるかするわけだけど、ドラグを調整すれば切れたり折れたりする前に糸が出るようにできるんで強い引きにも耐えられる。やり取りの中でも調整はできるんだから、わりと自由度は高い。いきなりレバーブレーキに手を出す前にやることはあるんだよって。レバーブレーキだってドラグでどうしようもない時に使うわけだし。
釣りは地味にハウツーを学ばずに体当たりなところがあるんで注意した方がいい。足裏とか手のひらくらいのサイズならドラグガチガチでも平気だけど、強いやつを掛けたときはちゃんと調整しないと本当に話にならない。まずはあるものをきちんと使おうという話。
レバーブレーキリールを使う際の注意点
持ち方
リールの正しい持ち方が明文化されていないというか一般的になってないというか、派閥以前にどうなんですかって感じになってるわけだけど、そこにレバーが追加されると流石に持ち方をきちんとしないとえらいことになってしまう。
人差し指と中指でリールを挟んでたらテコが働いてブレーキの調整がめっちゃ大変になる。薬指と小指で挟んでたら手が一定のサイズを越えたあたりで持ちづらくなったりレバーで挟んで痛い思いをしたり。
中指と薬指で挟んで持って人差し指でレバーを操作すると安定するので、一旦これで慣れるのがいいと思います。
レバーが邪魔
正直レバーは邪魔くさい。レバーの有無だけでタックルの取り回しがかなり変わる。餌をつける時に邪魔くさいなとか、仕掛けを投げる時に邪魔くさいなとか。大味でやれてたことが「このポイントでこう持たないといけない」って制限が掛かることで、ブレーキが活躍する前に非常にめんどくさい目に遭うことになる。
ちゃんと持たなくても誰にも怒られない自由なゲームのハズなのに、道具によって矯正が発生する。だから、自分を合わせにいく必要があるので、どうしても受け入れられないなら購入は見送った方がいい。
まとめ的なもの
引きがやばい魚ばっかりのところじゃないと、本当に無くても困らない。
江ノ島だったらボラでも掛けない限りマジで要らない。
沖磯とか一級磯に行く気満々じゃなかったら、そこらの釣り場で十分だと思うなら、買わなくていい。
リール自体に一定のクオリティを求めつつレバーブレーキが欲しいのであれば数万から掛かるわけで、お試しができない環境であれば割り切りが必要。フカセ以外にまず用途はないしね。レバーブレーキがあればすごい感じするけどPRが成功してるって話なだけかもしれない。
具体的な注意として、SUTブレーキタイプはハンドルの向きを変えられない。右巻き左巻きで迷ってるなら一旦見送るのがいい。確立してから選ぶのがいい。SUTはあった方が絶対いいと思う。あと、新型が出るスパンをチェックして、もうちょいで出そうだなって思ったら待つとか。ここ数年は発売しても店頭に並ぶのが遅すぎて待ってられないってこともあるだろうから、そこも懸念点。選ぶの結構難しい。
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