久しぶりに行ったので。
雑感とか
微妙な天気が続く中、週末だけ回復する感じなので行ってきた。
行ったのは長磯、ウノクソからの奥まったエリアの落石が増えてて渡るのは楽になってるんだけど、ここのところ地形変化が大きすぎて、そのうち危険ってことで移動できなくなるんじゃないかと思ったりもする。
海は澄んでなかったので良さげに感じたんだけど、やってる間に沖が荒れてたのか上げ潮時に草とか海藻とかのゴミがめっちゃ来た。表層だけじゃなくて海中にも散らばってる感じ。
しばらくしたらなくなった。
魚影は全体的に少なめで、ゴミゴミしててもとりあえずフグは釣れるのが常なところなんだけど、それもそんなにだった。
釣人が少なかったのと早く撤収する人が多かったのとで全体的に空いてた。
とはいえ朝イチは良いところがほぼ埋まってたので微妙。
仕掛け
- ピースマスター遠投M B
- フロロ1.5号 2~2.5ヒロ
- グレ針7号
ガン玉は針から1ヒロくらいにB、半ヒロくらいにG5。
ウキ下は竿1本強。
釣るだけなら難しくないので大物狙いで深場狙い。
グレパワーV9と爆寄せを混ぜて、餌はオキアミ。
釣り
島の手前5mくらいのところで開始。
足元から払い出しが出てて、サラシの外周に仕掛けを入れたらコッパグレとフグ。
正面に遠投しても微妙で、どうしたもんかなと続ける。
手前を続けても面白くないなーとか、手応えがないなーとか、あんまりあっちこっちやってもコマセで荒れるなーとか、そばでやってる同行者が初心者でキャストが安定しないから狙えるところ少ないなーとか、コマセをどこに打ってもエサ取りも見えないしなーとか、モヤモヤしながら10投くらい試して別のところに入れてをやってたり。
島との水道の先は群れが入ると釣れやすいので、とりあえずそこに入れた。
上げ潮だったので仕掛けは北向きに流れる。
エサ取りが少ないから寄せなきゃ始まらないってことで、コマセは多めに打った。
数投したらチヌが掛かった。
ウキがシモったのを合わせたら足元の磯際に突っ込んできた。
そのまま走られたら位置的に根ズレするのと、同行者が立ってて移動できないのとでその場で耐えてたら浮いてきた。
その後連発はなくて、当初の微妙な状態に戻った。
このタイミングでゴミが流れてきて釣りにならないと判断、先端の島に乗った。
エサ取りが少ないところに更に食われにくくなって虚無。
瀬際とか底に仕掛けを入れたらなんとか食われるかなって感じ。
やってたら同行者がなんかしらんけど大物をかけて、ラインブレイクでバラし。
0号ウキに2ヒロくらい、チモト付近が切れてた。
話を聞くと真っすぐ走ったって言ってたので、チヌかもしれないしボラかもしれない。
でかいアタリはそれで終わり。
どこに入れてもフグのアタリがめっちゃよく出た。
出たってことは多分、海の中は荒れてたんじゃないかと思う。
グレですかってくらいやる気のあるアタリばっかりだった。
時合いらしい時合いもなく、終始魚とのめぐり合わせを祈る兆候になった。
とはいえ結果は出せたので、先週の城ヶ島の傷は癒せた。
江ノ島じゃないと戦えないのかもしれない。
でももう、それでも良いのかもしれない。
海の様子について
なんかこう、ここしばらくは例年通りとかいつも通りとかの感覚での釣りができてない。
常にイレギュラーの釣りをしてる気がする。
海水温が上がってるとかで海の様子は違ってきてるって事も言われてるんだけど、その影響なのかどうなのか。
端的に言えば釣りづらくなった、魚が減った。
ポイントと攻め方が分かってれば一応釣れるけど、とりあえずやっとけば釣れる感じじゃ無くなってる気がする。
というかそもそも荒れがちじゃないですかね。
どうにもやりにくい。
イレギュラーもそれはそれで楽しいけど。
チヌ狙いについて
チヌの釣れる率が上がってきた。
とりあえず仕掛けを長くしておいて、針も大きめにしておけばいい感じ。
底狙いだからコマセも届かせたいんで、潮上に入れるとか重めの配合にするとか。
エサ取りにやられる前に仕掛けを張りたいので、考えることは色々ある。
コマセが効いてないとフグにやられやすい、コマセが利いてると木端にやられやすい、だからどうしようかって感じに。
重めの仕掛けにするとアタリがボケる、チヌはアタリがわかりやすいからその点は平気だけど餌取りにやられたときの判断が難しくなると無駄に流す時間が増える。長い仕掛けは仕掛けを張らせるまでも地味に時間がかかるんで、トータルが長くなると損しちゃう。基本的にエサ取りの多い場所だから、流しっぱなしにメリットがない。
固めのフロロが好き(シーガー、DUEL系)なのでウキ下のハリス率は長くしたい、オモリは下の方に付けたい。だから中通しオモリは使えない。
ということでB~3Bで組むことになる。そこにG6~5を付けて、ウキの余浮力を削る。
針はグレ5号で釣ったことがあるけど、すっぽ抜けとか飲まれるのが怖いからデカくしたい。6、7号とかでチヌ針サイズに寄せたい。というかもうチヌ針でも良さそうな感じもある。
しかし付け餌のオキアミのサイズが、冷凍ブロックから取ってるってこともあってあんまりでかい針だとしんどかったりする。チヌ1号で十分じゃないかって思いますがどうでしょう。
チヌ4号の人もいるけど、餌をローテしてるからまた話が違う。
チヌを狙いつつ他も釣れたら嬉しいね、の落とし所で選んでる部分があって、だから必要最低限を考えがち。
意識の変化
釣れて当たり前に達したので、特定魚種やらサイズを狙うようになった。
だから鉄板の仕掛けから外したものを組みがちになった。
釣れる様子がないから仕掛けを戻して爆釣して溜飲を下げる、みたいなこともしなくなった。
小さかったら逃がすしな、って気持ちがスタンダードになった。
自分の釣りが確立したのと、中の許容ラインが明確になったのと。
常連さんの言葉を聞き流せる余裕ができたし、取捨選択できるようにもなった。
最初は鵜呑みにしてたんだけどね、それで助かったところもあったんだけどね、見えてきたものがあるのでね。
で、チヌ狙いをするようになってから釣れるまで、だいぶ掛かった。
1年越しとか。
人に聞いても感覚がつかめなくて、結局自力の面がでかい。
いろいろ試してあっちこっちで掛けて、その中で分かってきて再現できたりとかがある。
しかし確実に掛けられるまではいかないので、結局運要素が強い。
運要素に頼る部分を削れるだけ削って、技術とか知識で不確定要素をどれだけ埋められるか、みたいな。
ただ単に釣りたかったら釣れるところに行けって話なんだけどね、江ノ島で釣りを覚えたからもうちょっと江ノ島の深淵を覗きたい。
だけど江ノ島自体が変わってきてる感じがするので、深堀りするだけじゃなくて再確認することも増えてるような。
釣れて当たり前は面白くないけど、釣れないのも寂しいし悔しい。
釣りは楽しいですね。
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