ぶっちゃけめんどいし、終わらない作業。
過程というか前提というか
インフルエンサーにギフティングとかで商品やらサービスを取り上げてもらってバズりたい。
抱え込んでる会社に頼みたいけど、予算がないので自分たちでどうにか頑張るしかない。
アナログ的な環境でゼロからスタートする。
何もかんもわからん人間がなんとかしていった流れとか考え方。
リストを作る
依頼先がないとどうしようもない。以前にも書いたと思うんだけど、ちょうどいい人を見つけたからって必ず受けてくれるとは限らない。だから候補をかき集めることになる。気持ちが入りすぎると結構しんどい作業だけど、「こういう属性」みたいなのをひたすら掘っていく。アプローチとしてはざっくり言って2つ。
- こっちから行って声をかける
- 来てくれた人に声をかける
つまり、検索をかけて取りにいくのと、興味を持ってくれた人に誘いをかける感じ。
検索する
InstagramだろうがYoutubeだろうがサービス内に検索機能があるので、PRしたい商品、サービスに関連するワードをぶちこんでピックアップしていく。このとき気にするべきは以下の項目。
- 事務所に所属してるかどうか
- 登録者数(=フォロワー数)
- 閲覧数
事務所管理のアカウントだとマネージャーとかを通してほぼ確実に金銭が発生する。金欠のこちらとしてはしんどいので、最初から弾いておく。弾くといってもリストには載せる。何度もチェックして重複してたら時間の無駄になるんで、「◯◯だからNG」みたいな感じで分かるようにしておく。
登録者数、閲覧数は結構な指標になる。「◯人以上のアカウントにアプローチする」をルール化しておけば、リストにソートを掛けて絞り込める。リスト化時には弱小でも後々伸びてることがあるので無視する理由はない。
登録者数に対して閲覧数が少ないアカウントは登録者を買ってるとか、斜陽になってる可能性がある。まあ個人アカウントを見る限り、今のところ稀だけど。
これには難点があって、ずっと検索していると表示されるアカウントがパターン化されてきて重複ばっかりになる。関連ワードで掘っても被ることは多々あるので、思い切って別ジャンルに目を向けることも必要になったりする。
投稿する
自分のSNSアカウントがあるんだから、色々投稿する。商品、サービスに関連することを記事にするのがいい。Instagramだといいねとかフォローしたアカウントがログに残るんで、全部リスト化する。こちらから寄っていった相手よりも、この時点で当アカウントに関心があるわけで、打算的な言い方をすれば質のいい属性の人たちになる。
リスト化のポイント
リストを作成するにあたって必要な項目はこんな感じ
- URL
- アカウント名(なくてもそんなに困らない)
- 登録者数
- メールアドレス
- 反応(いいね、フォロー、いいね+フォロー)
- DM送信日
- 返信状況
- PR可不可
- ギフティング送付先情報
- 商品発送日
- 到着確認日
- 投稿URL
- 備考
SNS上のDMだけで管理すると訳が分からなくなるんで、別途スプレッドシートとかでまとめる。1年とか頑張ってると、土日祝を抜いても簡単に数千行になるのでソートをかけて使う前提で項目を考える。
メッセージのテンプレートを作る
全部を都度手打ちしていると時間がかかりすぎて詰むので、メールの署名的な感じで必ず掲載する内容は予め作っておく。個別に用意する部分も割りとパターン化してくるので、そちらもログとして残しておいた方がいい。そのまま使ったり、ちょっと変えたりで便利。というか、自分の語彙力にも限界があるんでどう頑張っても全部違う文面ってのは作れない。マジで。
- PR依頼
- 送付先確認
- 発送時
- 到着時
- 到着確認
- 投稿時
- 投稿催促
- 不可要返信
- 再依頼
大枠こんな感じ。
いきなり諸々をぶん投げるより、「こういう内容で依頼させてください、よければ返信ください」から始まって、「段取りはこんな感じです、よかったら送付先情報をください」、送付先をもらったら「もらったところに送るから、届いたら教えてね」、「商品を使ってみてね、◯日くらいで投稿してね」、「投稿ありがとう。またお願いするかもだから今後ともよろしくね」みたいな流れ。
やり取りが多すぎるとこちらも疲弊するし向こうもダルい、しかし全部丸投げでコミュニケーションを拒否ってるとそれもそれで機械的すぎてどうなのって感じで、このあたりが最低限かなみたいな。
ルーティン
パターン化してくるとこんな感じになる。
- DM返信
- いいね、フォローを確認、リスト更新
- 記事投稿
- 検索してリスト更新
- PR依頼DM送信
Instagramのいいねとかのログは件数に上限があるんで、こまめにリストに反映していく。
で、PR依頼は個人的には最後。先にこっちをやるとレスポンスが来たときに、反応があるのは嬉しいんだけど、作業がストップしてしまって効率が出ない。その日限りでパフォーマンスを出すなら先にやるべきだけど、継続してやっていくならそこまでシビアにならなくていい。というか、この作業だけやればいいなら別だけど、PR依頼なんて絶対に他の作業の+αだから、忙殺されてしまう。他人にはわからないキツさなんで、マジで、効率化したところで「なんでそんなに時間かけてんの?」とか言われるんで、ヘイトが溜まりまくってやばいんで、できるだけ手間を掛けないで効率的に、作業を分けて進めるようにする。一応、ピンキリすべてを一個ずつ処理していくよりも、一つの作業をまとめて掛かって全体的に進めた方がパフォーマンスが出るってデータがある。どっかにある。何年か前に見た。
記事について
まず投稿頻度を決める。
頻度が決まれば1週間の投稿数が分かる。
1週間のうちの1日に記事を作る日を設ける。
作りためて、投稿する。
「今日飲んだ◯◯」みたいなのを投稿してもいいんだけど、サービスとか商品に関わるものを出していくのが真っ当。認知されてきたならそういうのもいいんだろうけど、まずは知ってもらわないといけないし、情報発信するからアカウントの価値が生まれるみたいな。まあそれもアカウントの方向性次第なんだけど。
作り貯めて思ったのが、週1がちょうどいい。月1だと多すぎる。記事を書くのも毎日時間が取れるならいいんだけど、調べたり画像を用意したりをやっていくのは、そういうのに慣れてるならいいけど、それにプライベートならいくらでもどうにでもやれるんだけど、業務として向き合うと割と無理がある。
- テーマをピックアップする
- 画像を作る
- 本文を作成する
これを毎週やっていく。1日で全部済ませられるといいけど、それはそれでしんどいんで、ネタ出しは別日にするとかでやっていくと結構楽。
リストのメンテナンス
リストを作って管理するのはとてもいいことなんだけど、「鮮度」が重要になる。
アカウントが削除されていたり、URLが変わっていたら詰む。数人程度だったらDMとかフォロー一覧から掘っていけば、URL変更くらいは対応できるんだけど、今回みたいな数の暴力とは戦えない。折角集めたデータも、鮮度が落ちるとダメになる。
フォロワー数が増えてる、投稿が良くなってる、とかだったら歓迎なんだけどね。業務として考えるとリスクとかコストに目が行く。でもどうしようもない。
やってて思うこと
片手間でできるもんじゃない。
こういうことを業務にするならきちんと時間を設けるとか、そういう部署を作るとか、マジでちゃんとやった方がいい。だけど、トップダウンで振られたとしても、こちらが悪戦苦闘しながらフローを構築してようやく慣れてきた頃には重要性とか手間を軽視されて、詰む。振った側は自分でやらないからね、他人事だからね、仕方ないね。
ということで、興味があってやってみようって人は、マジで大変だから、一旦ちゃんと考えたほうがいいのと、やってみて無理っぽかったら止めた方がいいと思う。回らなかったら意味ないから。
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