買い替えたいけど選択肢があるのかないのか。
今使ってるやつ
620から始めて飛距離を出したくて750。カップのサイズも変えてみて、大きめよりは普通~小さめが性に合ってる感じ。そうして長さとサイズは合ってる感じのが分かったんだけど、しばらく使ってると物足りないというか不都合が出てきた。
長所
安い。安いからお試しで導入できる。2年位使ってるけど壊れる感じもなく、相応に軽いキズがついてるくらい。
短所
グリップが硬い、スベスベしてるので思いっきり投げたらすっぽ抜けそうな怖さがある。不慮の事故よりは使用中にロストするんじゃないのって感じで。怖くて思いっきり使えない。エンドロープを付けたらロストしないけど持ちにくくて飛ばせない。ラケットとかバットのテープを巻くと怖さが緩和する上によく飛ぶようになった。
コマセを硬めに作ったとき、カップがプラのせいか、掬いにくい。掬って押し固めるとカップに張り付いてちゃんとキャストできないこともある。濡らしててもダメな時がある、シリコンスプレーを使っててもそうなる。カップとコマセの相性的なものが発生してる。塊で投入したいのにできないよってなる。
じゃあカップを交換しようかって調べてみたら、シャフト径が太いらしい。そうすると世間的なカップの内径に収まりきらないので対策が必要。削るか、継ぐか。どちらにせよ使用中に局所的なテンションが掛かって折れるかもって怖さがある。ダイワだからダイワが交換用カップを売ってくれてればいいんだけど、あるのかな。
乗り換え先のイメージ
キャスト時にコマセがしっかり離れるカップ、持ちやすい(≒投げやすい)グリップであることを重要視。シャフトもこだわれば飛距離が伸びるだろうけど遠投性能よりは安定性がほしい。じゃあどれにするのがいいのか、という。
カップについて
形状だけでなく材質によって特徴があるというのは、ちょっと検索すればいくらでも出てくる。チタンが至高っぽい。
ダークホース的な立ち位置にデュエルの柄杓があって、樹脂製だけどちゃんと飛ぶってインプレがあった。価格も抑えめだから使ってみたかったんだけど今は売ってないっぽい?後継というか派生というか、ピースガンのカップがデュエル製。
チタンについて、材質が良ければそれでいいってわけでもなくて、穴が開いてるとか凸凹してるとかカップの角度がどうのこうので、なのでメジャーどころのファイアブラッドの評価は悪くないけどかゆい所が残るらしい。カスタム勢は結構いるように見受けられる。
ということで、ピースガンにするかいい感じのチタンのやつを探すかって感じになる。
グリップについて
ピンきりが激しい柄杓だけど、高価格帯であってもテーピングで補強してたりして、買ったままで完璧ってのはないのかもしれない。プラだったりEVAだったりゴムだったりコルクだったりで材質にバリエーションは結構あるようで、形も色々。
自分としては目視しなくても柄杓の向きがわかること、投げやすい(≒持ちやすい)ことを優先したいので円柱的なのは惹かれない。削ったり加工するのもなんか嫌だし、どうしたもんかと見てた。
良さげなやつは高い
形とか材質が主張しまくるのは1万前後からって感じか。個性が出るのは個人とか小規模なところで作ってるやつで、色んな意味で高くなるんでしょう。大知杓とかめっちゃ高いし、国見杓は納品までめっちゃ掛かるし、どれもこれもそこらへん(都内)に置いてないのでお試しができない。どれが必要要件を満たしていて、どれがオーバースペックなのか、さっぱりわからない。
いや、大知杓だけは現状オーバースペックだって分かる。70m飛ばせるって、そんなことが必要なポイントに行ってない・・・
決めた
ファイアブラッドはコンペエディションだけ、カップに角度がついてる。カップの角度を注視する記事が結構目についたので、そういうタイプを導入してみようと思った。グリップ形状は無印のヤツのほうが持ちやすそうなんだけど、まあこれでも前後がわかるし、いいんじゃないかなと思います。
本当は、結構前からピースガンの方が気になってた。

コルクじゃなかったらなぁって。汚したくなくてかなり抵抗がある。
初心者向けの選択肢
マキエ杓を何本も持ってても仕方ないので、最短ルートで自分にあったやつを探すのがいい。そうするとエントリーモデルから吟味しないといけない。マキエ杓は変な使い方をしなきゃ壊れないので、物持ちがいいせいで買い換えられないってことになる。初心者を見つけて押し付けられたらいいんだけどね。
ということで、ざっくり安価帯で言えばダイワは良かったんだけど、ベルモントならチタン製カップで安いっていう、そんな択。財布に優しいの意味を考えることになる。単純に安いものか、一定の質を求めた上で安いものか、どっちがいいかは結局使ってみて合う合わないの判断になるから非常にだるい。
ダイワとベルモントで選ぶのが無難じゃないですかね。
単純に自身のブランドから出したいだけだなってやつとか、妙なこだわりを持ってるのとか、突き抜けてんなとか、探せば色々出てくるんだけど初心者に勧めてどうすんだよって感じが。ケチるって意味では選択肢はあまりないかもしれない。
どちらにせよ70cmくらいあるといいですね。短いと毎度屈まないといけなくて辛いし、長すぎるとそれはそれで扱いにくい。
自分のケースでは、初めからベルモントにしておけば新調を考えずに済んだんじゃないのって思ったりした。今更ベルモントに行くよりは一旦世間的にいいものを使ってから、微妙なら戻ればいいかなっていう気持ち。まあ、予備ができてしまったので次の不満解消は新調よりもカスタムになりそうな気はする。
端的な話
底狙いをしたくなったんで、比重のあるコマセを使うようにしたついでに、粘りを出して硬い感じに作った。そしたら、投げるときにカップに張り付いてしょうがなかった。形のせいか材質のせいかわからんけど、とにかく今のじゃ無理だってことになった。
だから買い替えを決意した。
柄杓ケースの必要性
ロッドケースがあれば一緒に入れておけば問題ない、というのはカップがプラの場合。
プラ以外を選ぶと気にする所がめっちゃ多くなる。
チタンとか金属製になるとカーボン製のロッドやら何やらと比べて上位の硬い存在になるので、周囲の物が傷だらけになるリスクがある。それはまずいんで、金属製のカップを選ぶならケースを用意しましょう。
要はカップ部分が凶悪だって話だから、ケースが邪魔くさいならカバー的なものを被せたらいい。ただ、個人的には、手のひらに収まるサイズのものはひょんな事でロストしやすい経験から、馬鹿でもわかるサイズにしたい。極力。だからケースを買います。
当然ながらケースを買う場合はサイズを間違うと詰むんで、持ってる柄杓よりもでかいやつを選ぶ。はみ出すとダサいしカップがはみ出たら元も子もない。そう考えたらカバーで済ませたほうが楽。ダンゴ用でもない限りサイズにそこまで極端な差はないというか、バリエーションを揃えなくてもいいよねって感じで。
使用感:20220301
使ってみた感想。
お値段相応に悪くないことは確か。シャフトが気持ち柔らかい気がして、コマセを詰めるときに力を込めやすい。EVAグリップはプラ製よりも持ちやすく、手に収まる形でグリップが効いて扱いやすい。持った時の安定感はテープを巻いたほうがいいんだけど、太くなって安心感もあるんだけど、狙って打つとか指を立てて打つ場合には向かない。ちょっと大味な振りになってたのが、これに変えて結構狙いがクリアになった。好みは大きめの取っ手なんだけど使い勝手としては太すぎたんだなというのが分かった。致命的な差じゃないけど。
打ってみたら存外飛びやすく、力加減を誤るとちょっと奥に投げたいだけなのに結構いっちゃった、とかある。何回かぶん投げてみて、調子を覚えるのがいいと思う。
端的に言えば、買ってよかった部類のアイテムなんだけど、人に勧めようとまではしないかなって感じ。買い替えの選択肢に入れていいけど、最初からこれにしなきゃいけない理由はないように思った。
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