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用途
オカッパリ用の胴付き。
カワハギ釣る時とか、そもそも釣果がいいので初心者とか子供用にも。
つまり片手間で遊ぶ用。
構成
モトス:フロロ3号
エダス:フロロ1.5号
針:カワハギ針9号
根掛かりを考えて道糸以下の強度で組む。糸は全部フロロにする。基本的に底まで落とすし、竿のしなりとか道糸のナイロンの伸びとかがあるんで仕掛けはガッチガチにしたい。エダスも固めにしないと、ベラが掛かればすぐに駄目になる。エダスは2号でも、モトスに合わせて3号でもいいと思う。とはいえ針のサイズにより結びづらくなるので無理のない範囲で。太くなればヨレにくいし、太いせいで食いが悪くなる対象魚じゃない。頑丈に作ってなんぼ。
モトスは半ヒロ取っておけば十分。長く作ってもタナが変わっちゃって効果的とは思えない。エダスは極力下の方に付ける。モトスの下部ギリギリに付けてもいいくらい。タナを上げたければ巻けばいいけど下げたいときは仕掛けの長さで限界がある。まんべんなく探れる形にできるといいですね。
エダスは3本付けたら十分、2本でも十分かなと思う。間隔はエダスの長さ分。あんまり長いとアタリが鈍るんで、糸の硬さと相談して決める。触られたら手元に感触が来る感じに、極力遊びの出ない長さにしたい。大体10cmあれば十分、5cmだとちょっと短いかも、みたいな。まあそこは一般的な胴付き仕掛け、カワハギ仕掛けに倣えばいい。
エダスの結束は上向きに生える形でエイトノット。チューブを通して絡まり防止とか、ビーズをつけて派手にするとかは別に重要じゃない。既にあるものを使うならともかく、わざわざ買うほどのものでもない。下手に装飾するとフグにやられる率も高くなるし。
モトスの端については、ちゃんとしてる感を出したければ上にサルカン、下にスナップ。めんどくさかったらエイトノットでチチワを作ればいい。下部のチチワは使用するナス錘が通るように大きめにしておく。でかすぎると使ってる時に外れるかもなんで注意。
要するに、
- 糸と針があれば作れる
- 全部フロロカーボンで作れ
- エダスは短めにして下側に狭めでつけろ
この3点。
大まかな作り方は以下の動画を参照。
使い方例(江ノ島)
何はなくとも磯に行く。堤防でもやれるっちゃやれるけど、南向きのところに立てなかったらあんまり釣れない。
オモリは5号くらい。4号でもいいけど落とす速度がモヤッとして盛りたくなる。逆にもっと重くしてもいいけど、竿がオモリで曲がり切っちゃうとそれはそれでだるい。
エサはオキアミでいい。フカセ同様に針にちょうどのサイズにして、はみ出した分は千切る。針のない部分を齧られがちなんでそうしてる。丸のまま付けても釣れるっちゃ釣れるけど。
仕掛けを入れたら底まで落とす。着底したら糸が緩むので即座に巻いて、底からちょっと浮かす(この時、道糸にマークを付けられたら以降のタナ取りが楽になる)。ほぼ落ちパクなんでシャクってのアピールは不要。アタリがなく食われてる場合は、着底から巻取りまでの間にやられたと思っていい。
アタリが出たら合わせる。合わせないと基本的に掛からないし、掛かっても飲まれてめんどくさいことになりがち。一荷を狙ってもいいけど合わせた時に餌が取れる場合が多いんで、だったら手返しで稼いだほうがいい。
釣れなかったらタナを上げてみる。それで釣れることもあるし、釣れる魚種が変わることもある。ダメっぽかったら移動する。
長磯だと東向きの足元で結構釣れる。当然ながら磯場は根がすごいんで投げたら詰みがちなわけで、垂らして済むのはいいですね。通年でカワハギが掛かるし、最近はベラも食ってもいいかなと思うサイズが釣れたりする。一般的な良型だとガシラ、アイゴ、タカノハダイとか。初心者の成功体験にいいけど、普通にそういうゲームとして楽しんでお土産を持って帰れる。
タックルについて
ロッドは硬いほどいいし、長さも欲しい。
先にしんどい例の話として、磯竿はやめた方がいい。長さはいいんだけどめっちゃ柔らかい。1.5号竿でオモリ5号はそれだけでまあまあ曲がる。そういう刻みを抜きにしても、単純にめっちゃ柔らかいせいで、仕掛けが着底してからシャクってもある程度まで仕掛けが底にあるままで竿が曲がる。糸ふけを取って仕掛けを上げた頃にはエサが取られてるってケースが多い。魚に引っ張られたら更に曲がるんで、根に突っ込まれたらめんどくさいことになる。足元でやってるからリスクがついて回る。人が頑張って対応しなきゃいけない比重がかなりなことになる。やれなくはないけど慣れが必要。
ということで安価帯で入手しやすいといえばシーバスロッド、シマノだとルアーマチックとかになるんだけど、硬さはいいんだけど長さが心もとない。磯場だからギリギリに立ったら危ないってこともあるし、竿の長さは狙える範囲とイコールだし、そうすると釣果に響いてくるのでしんどい。2m台は論外、余裕を見て4m欲しい。まあ、3mのがあれば磯竿より全然マシ。
先調子のヘラ竿でもいい感じがするんだけど、延べ竿だと仕掛けの長さに制限があるから底に届かない問題が発生してダメ。基本的に道糸含む仕掛けの全長は竿とイコールになる。
リールはc3000で足りる。大した長さを出さないのでノーマルギアでも余裕っちゃ余裕。一応、道糸はナイロンで3号以上あると安心。岩に擦れたときの耐久力ですね。
追記:使用感・釣果とか
長磯の沖側の出島との境に落とした。ボトム付近で即食い、ベラがめっちゃ来た。食いがいいこととベラが釣れること自体は珍しくないけど、針3つに対して2匹3匹が余裕で食ってくる。落パクばっかりだからアクションとかいらないわけで、すごい。これはマジでビビる。しばらくやってなかったから細かい比較ができないけど、エダスの位置を下げたのと間隔を短くしたお陰だと思う。
エダスを端ギリギリのところにつけて、5cm間隔くらいで追加。エダス自体も5cm位の長さ。なお、針はオーナーのカワハギ9号。
そこから思いついた改良点は糸の強化で、エダスを強くしたい。それに固くしたい。一荷があった時に暴れられるとモトスに巻き付いてエダスへのダメージがすごいことになった。だから強くしたい。硬めなら餌を付けても水中で張りやすいわけで、もっと当たりが拾いやすくなりそう。それに絡みにくそう。
仕掛けを自作すると安上がりだし結び方の練習になるし、いいですね。いいことしか無いですね。片手間とか息抜きで遊ぶ分にはカワハギ仕掛けみたいに針交換とかガチらなくていいから簡単に作れる。エダスを切られても針を再利用できるし、オススメ。
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