[釣り]城ヶ島釣行の振り返りと学び

釣り

灘ヶ崎、長津呂崎。

全体のスケジュール

日が落ちたあたりに城ヶ島到着。

ヒナダンに行ったけど暗すぎて超怖いので撤退。

灘ヶ崎で釣り。

深夜に休憩。

日の出頃から長津呂崎で釣り。

昼前に終了。

夜釣りメモ

くっそ怖い。

暗すぎて何も見えない。ライトをつけたところで遠方が見えないのと、足場の凹凸の判別がし辛いのとでとんでもなくヤバい。高波が来たら潮をかぶる場所があって、そういうことを知ってないとパニックになる。不慣れな場所に行くのはリスクしかないので絶対に無理しちゃ駄目。

ということで、チャレンジ精神でやっていくなら波がかぶらない。足場が悪くない場所。北向きでやれるならだいぶ安心できる。

海中の形状を知らなかったら根掛かりばっかりになるから、そういう事前知識も必要。日中なら普通に避けるところも夜中だとわからないからどうしようもない。

糸が竿に絡んで詰むリスクもある。中通しの竿に太い糸でやったけど、それでも絡むことはあった。普通にガイド付きの磯竿を振り回してたらまじでやばい事になってた。なので、タックルなり釣法なりを吟味した方がいい。一々ライトで照らしてると作法以前に目が潰れて何も見えなくなるんで、暗がりのままやっていける範囲で。

釣ってる最中はあんまり強い光があるとデメリットがあるわけで、それでもそれなりに明るくできる手段がないと困る。光量だけで言えばスマホで足りるんだけど、持ちづらい。身につけるタイプのライトがあればいい感じではあるけど、動くと光も動くからダルい。ランタン的な物があると便利。

夜釣りでのフカセチャレンジ

餌をつける、キャストするのは問題ない。回収についても電気ウキだから巻きすぎは避けられる(それでも怖ければ竿先にケミホタル付けるとか)。

難儀したのはコマセ。柄杓の向きがわからないから、毎度持つたびに確認する。夜景に当てて判断してたのもめんどくなって、バッカンにケミホタルを入れた。多少効率化できた。それでも正確に持ててないっぽくて、遠投するとめっちゃブレる。コマセも均一な練り方をしてなかったら気が付かずに投げたらバラける。オキアミを潰したくない派は詰む。

釣れたのはネンブツダイとかハタンポで、つまり餌取りばっかり。1投1匹レベルでめっちゃ釣れた。ポイントが悪かったかもなんだけど操作がダメダメ過ぎてあっちこっちを攻められなかった。

釣れたのを泳がせすればまた変わったかもしれないけど、そんな感じで対策は考えられるけど、パフォーマンスが出せるのかというところであんまりやる気にならない感じ。

夜は寝た方がいいと思います。

長津呂崎でフカセ

長津呂崎-城ヶ島磯釣り空撮情報
城ヶ島の南西岸の磯。四畳半やヒナダンに比べ人気がないため比較的釣座が空いている。釣座は少し高く広いため、安心して釣りができる。小・中グレの実績が高い。またアイゴが良く釣れる。

①に入った。

夜明け頃に満潮ピークでずっと下げ潮。

風は南風ばっかり。

そんなこんなで、仕掛けを入れても北向きに流れるばっかりで、流していくと風に糸が押されて手元に帰ってきたりする。つまり沖を攻めたければ投げた直後がピークって感じ。

手前に来るほど浅くなるし、塀になる感じで南北に根が伸びてるし、回遊を狙いたくてもあんまり投入できるポイントがない。足元にもでっかい岩があるから下手をすると根がかる。基本的に、流しやすそうな場所とか岩の陰とか溜まってそうなところに入れて狙っていく感じ。

流しやすそうな場所といえば、釣座は横並びだから隣の人の仕掛けもこっちに来る。人の間隔的には広いけど、仕掛け的には狭い。しょうがないですよね。

コマセには小物の青物的なものがめっちゃ湧いて、その下にアイゴがいた。アイゴがよく釣れるって評価通りのポイントだった。グレも見えなくはないけどめっちゃ少ない。偏光グラスをしなくても分かる程度に澄んでたし浅いしで、これが続くと心が摩耗しがち。一応コマセの打ち分けで餌取りは切り離せるんだけど、底の方に見えた良型はエサ取りに反応して顔を出してる感じで結構しんどかった。餌取りはオキアミをそんなに食わないので試行回数を重ねたらなんか釣れる、みたいな感じ。

掛けた中で引きが楽しいのはアイゴ。割りとやる気があって、しかも高所で掛けてるからめっちゃ大変。足元がオーバーハングしてるところに突っ込んでくるから、下手をすると仕掛けごと切れる。なので、フカセをやるなら5.3m推奨。短い竿はリスクが高すぎる。仕掛けも2号とかで。魚もまあまあ引くけど、環境が糸によろしくなさすぎて細仕掛けは怖い。1.5号ハリスがブチブチ切れた。2号でも稀に切れた。岩って怖い。そんなこんなで頑張って取り込んだ頃には、アイゴはかなり弱ってる。リリースが心臓に悪い。

コンディションが安定しすぎて代わり映えのないポイントだったけど、しばらくやってたら潮が変わったようでちょっと奥のところに潮目ができた。数投したらいい感じのグレが釣れた。連投したかったけど〆たりしてたらあっという間に消えちゃった。

しかしまあ、上り下りがしんどい。オーバーハングしてるから超だるい。降りるのはまだいいけど登るときに体力が終わってたら割りと詰むんで、貧弱だとか背が届かない人は台とかハシゴがほしいですね。

ラインメンディングの話

高所から投げ込んでるし横風強いしで、糸がめっちゃ撓む。仕掛けが引っ張られるしコマセと同調しないしでろくでもない。なので、糸は早々に水に浸けてしまうのが良かった。

仕掛けを投げ込む→糸を出す→竿を下げる→糸が着水する→糸フケを回収→様子を見つつ糸を出す

空中で糸がダボ付かないように。着水したところで潮でも糸が押されるんだけど、風が潮と同じ方向だからラインメンディングしようとすると逆効果が目に見えて、もう放置するしかない感じ。

メンディングは潮を噛んでるから多少仕掛けを引っ張ることになるんだけども、一応できないことはない。ただまあ、当たりの出るタイミングとメンディングしたいタイミングが結構被ってたから、やっぱ止めとこうみたいな感じ。

仕掛けの話

ウキ下2ヒロくらい。

ウキは0号でもいいけど流されるのを対策したくて3B。それでも流されるけど。

針はグレの4、5号とか。オキアミ目当ての魚種がそんなにいなくて、エサ取りにあまりやられないから針のサイズはそこまでシビアになる必要はなかった。ターゲットがいなけりゃ食われない、たまにベラに食われる、そんな感じ。

針を小さめのグレ3号とかにしてアタリウキを付けて、ウキ下1ヒロくらいで入れたらギンユゴイが掛かった。針のサイズダウンはベラも掛けやすくなる。だから何だって感じだけど。というのは、グレが少ないもんだから、餌取りが食べやすい方にただ寄っていっただけの話になってた。

前項と重複するけどハリスは2号くらい。根ズレがほぼ確実に起きるんで、細いと切れてしまう。1.5だとスパ切れ、2号でザラザラになりつつ保ったからその辺りがいいんじゃないかなって。アイゴを掛けると確実に足元に突っ込んできた。突っ込まれると角度を間違えれば岩に当たって切れちゃうし、当て潮なのもあってめっちゃ吸い込まれる。江ノ島にないスリルなので一々楽しかった。

コマセの話

V9があればいいみたいなね。市販されてる配合エサなら何でも良さそう。気持ち的には沈下速度がほしいので、遠投とかチヌ系が良さそうに思う。集魚力に関しては、どうなんでしょうね。居ないから来ないってだけに見えて、集魚力を高めるメリットは感じなかった。というかまあ、V9もしっかり強いんだけど。

コマセワークの話

コマセを打ち分けるのは間違いなく有効。それでエサ取りを動かせる。ただ、動かした先に狙いたいポイントがないと微妙。繰り返すと魚が学習して戻ってくるようになる。時間が経てば魚は増えて、打ち分けたそれぞれに群がってくるようになる。だからやりすぎると場が終わっちゃうんで、嫌な感じがしたら暫く休むのがいい。休みながらお隣さんのコマセに行ってくれることを願う。

一旦スイッチが入るとやっぱり居着いちゃうんで、潮変わりとかでどっかいくまではは完全なリセットは厳しい感じ。辛いですね。

夜釣りの感想

とりあえずな気分で夜通しガチる意味はあんまりない。夜来るなら人が少ないから場所取りが楽ですねってことで、夜明け前まで寝るに限る。外で寝ると虫がダルいので車中泊がいいんだけど、他の車のハイビームを食らう事があるのでアイマスクがほしい。

しかし今回は全く持って無駄だったと思わない。夜でも割りと人が来てたのが分かったし、それでもそんなにいない、いつ頃増えてくるかが分かったのは遠征組としては結構な収穫。

水分の話

アホほど汗をかいた。夜でも喉が渇く。10時間オーバーの釣行は4リットルあっても怪しい。常時オーバーヒート気味だから、飲み物は冷やしておくべき。飲むよりも首に当ててる方が幸福度が高かった。だからクーラーボックスはちゃんと用意しましょう。氷なり保冷剤なりもしっかり入れておきましょう。低血糖でも汗が出まくるらしいから栄養も摂りましょう。

自販機に行くたびに何かしらを買ってた。まじでしんどい。

城ヶ島のゴミ事情

城ヶ島には1箇所だけ空き缶用のゴミ箱がある。以前見つけたときは普通だったんだけど、今回はメチャクチャだった。缶があふれるだけならまだしも、色んなゴミが山になってた。SAN値が下がる。

城ヶ島に江ノ島的な色々捨てられるゴミ箱はない。どのみち、釣りをするならゴミ箱は遠いんで、何を捨てたいにせよゴミ袋を持参するのがいい。

大物がかかったら使おうと思ってたゴミ袋が活躍した。嬉しいけど嬉しくない。

とりあえず、燃えるゴミ用とペットボトル用に2袋。飲み物はパックかペットボトルに限定すれば後が楽。

城ヶ島釣行について

都内から早朝出発で向かうと釣座はほぼ埋まってるわけで。だから、夜中に行くのがいい。「釣りができない」って状況は何よりもしんどいことなんで、生活を多少壊す必要がある。日の出の1時間前くらいには着いてると良さそうですね。

長津呂崎について

この時期は間違っても湾周辺に立つべきじゃない。

湾奥はレジャー組が遊べる程度にいい感じな場所なんで、水上バイクの往来がある。

邪魔くさすぎるし危ないんで嫌だ。

次回行くなら

今のところの趣向として、潮通しがいい・水深がある場所が好み。浅場や荒れにくいワンドはワンパターンすぎて飽きちゃうというか、魚が入ってこないと話にならないこととかあって、せっかく来たのになーって気持ちが発生してしまう。城ヶ島は全体的に浅いから、フカセからすればタイミングが来なきゃ話にならない感じがすごいんですよ。だったら江ノ島の方が、みたいな気持ちになってしまう。手堅さよりもロマンを求めたくて仕方がない。

ということで、猪ノ子前かヒナダン・四畳半の深いところ。もしくは堤防に行きたい。

江ノ島をホームにしてるとグレとアイゴばっかり釣れる。それからすると、グレのサイズアップを望みやすいのが城ヶ島なんだけど、フカセといえば良型グレを追いかける面もあるんだけど、そもそものところでいつもと違う魚種が釣りたいっていうね。

フカセじゃなくてカゴとか投げ釣りならポイント選択の幅は広がるんだろうけど、とりあえずは行ったことない場所が多くて、初めましてはフカセでやりたい。フカセはなんだかんだ汎用性が高いから、別の釣法を選択するための気づきを得やすい。そんな感じ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました