私的of私的and私信的なやつ
仕掛けの話
道糸に上から、以下の順で繋いでいく。
- ウキ止め糸
- ウキ
- ウキストッパー
- サルカン(スイベル)
- ハリス
- 釣り針
要するにこんな感じにやります。
ウキ止め糸
結び方は何でもいいです。
力を込めないとズレない(=簡単にズレない)事が大事なので、そうなっていたら如何様でも大丈夫です。
ウキ
フカセの仕掛けを調べるとウキ止めとウキの間に「シモリ玉」を通しますが、このウキだとシモリ玉が不要です。
ウキ止め糸の結び目がウキをすり抜けるようなら結び目が小さいということなので、コブが大きくなるように結び目を追加するとか。
ウキストッパー
チューブ的なものを2つ糸に通して、芯棒を差して固定します。
割と忘れがちなので注意。
ウキ止め糸とウキストッパーでウキを挟むことで、ウキの位置を固定します。
ウキからあまり隙間を作らず、ウキの位置が動かない形(完全固定)にしておく方が、アタリが取りやすくて初心者に優しいです。初心者じゃなくてもやる人もいます。
サルカン(スイベル)
道糸もハリスも同じ結び方。
どの結び方にするか、何回巻くかは種類や説が沢山あって、宗教臭がするくらいに沼なのでオススメする程度の温度感です。ちゃんと結べてるなら結論なんでもいいです。
ユニノットが個人的に楽でおすすめです。
輪に通す回数は4回で足ります。
ハリス
長さは1ヒロくらい。
言い換えると1.5mくらい。
厳密な長さは求めません。
魚もそこまで神経質じゃないので、大体で取っておけばいいです。
結び直しについて
針を切られたり、切られてなくても、魚に噛まれたり岩で擦ったりしてザラザラになると強度が落ちるので使い続けるのがしんどくなります、そういうときに結び直します。
当然、結び直しているとハリスは短くなっていきます。
ある程度まではウキの位置を上げて対応できますが、あからさまに短くなってきたらハリス自体をつけ直したほうがいいです。
釣り針
サルカン結びと同様に、釣り針の結び方もいっぱいあって宗派があります。
自分は外掛け結び(4巻き)でやっています。
ウキ下という概念
釣り番組などを見ると「ウキ下」という言葉が出てきます。
これは、「ウキから釣り針までの長さ」のことです。
長ければ長いほど、深いところを狙えるということになります。
仕掛け(釣り針)は水よりも重いので、待ってたらどんどん沈みます。
ウキ止め糸がウキに引っかかって、そこで沈むのがストップします。
「ウキ止めから釣り針までの長さ」とも言いかえられます。
ウキ下を伸ばしたければウキ止め位置を上げ、短くしたければ下げます。
つまり、ウキ下の最短はハリスの長さということになります。
今回の仕掛けで推奨するのはウキ下1ヒロ~1.5ヒロです。
2ヒロ以上にすると扱いが難しくなるので、手放しには勧められず非推奨です。
釣れなかったら魚がいないか、投げ込んでるポイントが悪いかという話になります。
あんまり仕掛けのせいにして不安になる必要はないです。
コマセの話
撒き餌です。
配合エサ(市販品)を買いましょう
フカセ用のコマセにアミ姫で代用するのは量が少ないからやめましょう。
配合エサを買ったほうがたくさん使えます。
ということを念頭に、フカセはフカセ用の配合エサを使うのがいいです。
知見があれば自作して安上がりに済ませられますが、初心者や材料が身近にない人には無理です。
配合エサを使えばクオリティが安定しているし、手軽さをお金で買うつもりでいればいいんじゃないかと思っています。
行った先で買えるから疲れないし、よっぽど買い込まなければそこまでコストも掛からない気がします。
配合エサには色んな種類がありますが、ぶっちゃけ何でもいいです。
推奨するのはグレパワーV9です。
グレパワーV9は業界でほぼ唯一くらいに鉄板となってる配合エサで、迷ったらとりあえずV9にしておけばいいです。水を混ぜたら結構増えるのでたくさん使えるっていう面もあります。
グレパワーV9に+αでもう1袋、合計2袋使えば半日~1日遊べる感じです。
2人までならカバーできるかと思います。
色んな種類がある配合エサですが、駄目になる組み合わせはないので好みでピックアップすると良いです。V9を2袋でもいいですが、色々使っていると好みが出てきたりします。
トンカツとカレーを混ぜてカツカレーを作る、みたいな遊び感覚で選んだほうが楽しかったりもします。
ちなみにグレパワーでチヌを釣ることもできますし、チヌパワーでグレも釣れますし、割とどうとでもなります。
一応使い分けは存在しますが、初心者帯だと気にしなくていい世界です。
バッカンに配合エサを入れて、水を入れて、混ぜます。
混ぜるときはコマセ用のマゼラーを使うか、めんどかったら手でいいです。
むしろ手のほうが混ぜやすいまであります。
コマセにはオキアミを混ぜます
配合エサだけでも集魚効果は十分ありますが、オキアミを使うのがいいです。
フカセを取り扱っている釣具屋には必ずオキアミのブロックがあるので、それを買いましょう。
1枚(3kg)あればいいですが、半ブロックでもいいです。
全体に散らばる感じに混ぜます。
このオキアミは針につける餌としても使用できます。
自分はいつもそうしています。
餌用のオキアミもありますが、あちらの方が味とか色がついてたりしますが、単純に高くて少ないのでブロックから餌の分を取っちゃったほうがいいです。
で、コマセに混ぜる意味ですが、フグとかの目ざといやつは目立つ餌に寄ってきたりするので、付け餌以外の囮(デコイ)が欲しいという点があります。
あと、コマセを食べに集まってこられるとオキアミを食べる気持ちになってないんじゃないかっていう、個人的なポリシーもあります。焼き鳥の匂いにつられて店に入ったらシュークリーム屋でしたとか、「それもいいんだけどそんなつもりになってない」になっちゃったら嫌だなっていう。
コマセを何に入れるのという話
バッカンに入れて欲しいところですが、ぶっちゃけデカくてかさばるので、本気でフカセを始めるって気持ちでもなければ勧めにくいです。
とはいえ、ある程度の容量と頑丈さがないと話にならないので代用も考えものです。
ダイソーのギアバッグとかでしょうか。
バケツを使う人もいますが、あんまり勧めません。
割れたら嫌だし、磯場だと安定して置けないリスクとかがあります。
くたびれるぐらいに使い続けてきたら、ちゃんとした釣具メーカーのものを買うのがいいと思います。
餅は餅屋、しっかりタフなのでなかなか壊れません。
付け餌の話
フカセ用の針は川釣りくらいに小さいサイズです。
グレとかは口が小さいのでこれで足ります。
口が小さいのだから餌は針と同じサイズに調整します。
勿体ないからといってぶらぶらさせていると、ブラブラしてるところに食いついて針掛かりしないケースが多いです。
釣れないで餌だけ取られる方がロスなので、はみ出た部分はちぎりましょう。
オキアミ1匹で2回分取れたりしてお得ですね。
色んな人に言ってきたんですが、なぜか初めての人はちぎりたがらない傾向ですね、不思議ですね。
エサ箱に取っておくと便利ですが、コマセバッカンの中に入れちゃってもいいです。
コマセに全部混ぜちゃって、コマセの中からオキアミを拾うのも全然ありです。
ただ、全力で混ぜてオキアミが潰れちゃってたら使えなくなるのでそのへんは気をつける必要があります。
実釣イメージ
やってる人を見るのがいいですね。
番組だと初心者にわかりにくい感じなのが多いので参考になるのはあんまり多くない感じ。
一応初心者向けのものもあるけど、それでもちょっと難しいかもしれない。
それでも全体像がわかってるほうがやりやすいので、ある程度は見ておいたほうがいいかも。
なんだかんだで「コマセによってきた魚を釣る」がフカセなので、結構単純ですね。
釣りの流れ
- コマセを打つ
- 仕掛けを投げ込む
- アタリを待つ
- 仕掛けを投げ込む
- コマセを打つ
- アタリを待つ
どっちでもいいです。
仕掛けを入れたら何でもいいので歌でも歌って、1番を歌いきったら回収しましょう。
言い換えると1分そこいらで回収しましょう。
アタリがなくても、アタリが出ないまま餌が取られている場合があります。
餌がないのに流していても意味がないので、早く回収しましょう。
回収して餌が残っていたら、もうちょっと長く流せばいいねっていう考え方です。
釣れない状況は存在する
魚を寄せるためのコマセですが、近辺にそもそも魚がいない場合があります。
躍起になってコマセを打っても意味がないですね。
江の島の磯だと、大体早ければ9時位から魚が集まってきます。
日によってもっと早くから湧いてるときもあります。
人の手じゃどうにもできないけど、時間が解決してくれるという話ですね。
時間が解決しない、ポイントが悪いケースもあります。
釣れる場所が分からなかったら、分かってそうな人に聞いてみるのも手です。
おじさん連中は詳しい傾向にあります。
おじさんたちは基本的に話しかけられること、話すことが好きだったりするので、話しかけて損はないです。
極稀に、久しぶりに釣りをしたくて初めてここに来ました、みたいな人もいます。
そこは運です。
一つ言えるのは、あんまりワンドの奥とか、浅いところとか、どん詰まりの方にはグレとかのフカセ対象魚はいません。
このサイトは大体当たっていて、狙い所の参考になります。
釣れないときはいないんだ、位に考えていいです。
家でやれること
糸の結び方を繰り返しまくって、覚えて、手に馴染ませる。
こんな細々したことを屋外で立ってやるのってとんでもなく難しいので、ぶっつけ本番ではやらない方がいい。
不慣れだとめちゃくちゃ時間がかかるんで準備がめんどくさいのと、結び直したい場合にも面倒くささが勝って結局損をすることになる。
覚えたての頃と慣れてきた頃で倍以上は余裕で時間短縮、精度向上もあるので、慣れてなんぼなところ。
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