配合エサとオキアミを使う。
一番の手抜き構成
- 配合エサ
- 海水
V9とかを買ってきて海水と混ぜたら出来上がり。配合エサをバッカンに入れる時、風下にいると粉が顔面を襲うので注意。あとは使うだけなんだけど付け餌用のオキアミは高い。ちょっと足せばオキアミのブロックが買えて残数を気にせず使えるんで、だったらブロック買うよね、だったらコマセにも混ぜるよねということで、配合エサだけを使うことはまずない。
いわゆる一般的な構成
- 配合エサ
- オキアミ
- 海水
付け餌にオキアミを使う。魚を寄せるためにコマセを使う。寄ってきたところにオキアミが1匹だけだとお望みのターゲットが来る前に食われる率高いよねとか、悪目立ちして違和感あるよねとかモヤつく。だからコマセにもオキアミを混ぜる。配合エサ自体に集魚効果がいくらあってもオキアミを混ぜる行為は相変わらずなので、つまりはそういうことなんだと個人的に理解してる。コマセは集魚効果以外にデコイにもなると考えたら、付け餌とコマセそれぞれのオキアミに差があったら変だよね、という気持ちが発生する。
コマセ作りの手順は人によるところが大きく、ブレンドに流行り廃りやら鉄板はあっても手順の鉄板は別段ない感じ。そうすると、自分のポリシーに合わせたフローを構築することになる。
オキアミ→配合エサ→海水→混ぜる
よく見るパターン。半解凍とか解凍済みのオキアミを砕いて配合エサと混ぜ合わせる。砕いてる分数が増えるので、コマセのどこをとってもオキアミが入ってる感じになる。だから、一定のクオリティを保ってコマセを打つことができる。
配合エサ→海水→混ぜる→オキアミ→混ぜる
先に配合エサを整えてからオキアミを混ぜる。単純に解凍が間に合ってないこともあれば、わざとそうする場合もある。この流れであればオキアミにダメージを与えにくいのでオキアミの形をキープしたままでコマセを作ることができる。付け餌とコマセのオキアミのサイズが近くなるのでデコイ感が増す。
丸のまま入ってるのでコマセから付け餌を取ることができるし、後から砕いて細かくすることもできるので色々やりたいときに便利な感じ。
オキアミの扱いについて
普通にそのまま使っても普通に使えてるんで、それほど重要なことではない気もする。でも知っておくと地味に便利な話。
海水に浸けて解凍
解凍が間に合わなかった場合。袋のまま海に入れるとか潮溜まりに突っ込んでおくと自然解凍を待つよりも早く満遍なく解凍できる。水汲みバケツに入れてもあまり効果はない。
海水で洗うと保ちが良くなる
生オキアミはブロックからほぐしたのをそのまま使うんじゃなくて、一旦海水に突っ込んで軽く洗う。そうすると保ちが良くなるし、身も締まった感じになる。コマセ用にというかは付け餌用でキープするためのポイント。真水でって話もある。
封切りの配合エサとは混ぜない方がいい
配合エサは性質上水分をめっちゃ吸うので、オキアミにまぶすとオキアミがパサパサになる。なりやすくなる。挿し餌に軽くふりかけて締める人がいるくらい。そうするとコマセとして微妙な感じになってしまうので、オキアミ→水→配合エサとかでオキアミの水分をキープできる感じで入れたり混ぜたりしていくのがいい。とはいっても、多少水分を持っていかれたところで何が変わるってものでもない。長時間釣りをする前提だったらやっておいた方がいいかもよって話。
マゼラー(ミキサー)の必要性
配合エサには貝殻とかが入ってて危ないのでマゼラーを使ったほうがいいよという話がある。しっかり混ぜられるよとか、楽に混ざるよとか、いろんな形状のものが出てる。園芸用のスコップでよくね?という派閥もある。
マゼラーを使うと手が汚れない。オキアミのブロックを崩すこともできる。ガンガン掘って混ぜてをやっていけばそのうちコマセが完成する。だけど、かなり疲れるということを挙げておく。しっかり混ぜるには面を当てなきゃいけないけど抵抗が強くて手が疲れる。上の方しか混ざってなかったら下から掘り返さないといけない。めちゃくちゃテンションがかかるので持ちやすい形状でないと嫌になってしまう。そんな感じで、マゼラーはあまり好きじゃない。安いのだけじゃなくて一応いいやつを使った上での所見。
手で混ぜるのがめちゃくちゃ楽。マゼラーと違って局所的なテンションが掛からないので力が入れやすく疲れにくい。手だからこそのメリットというか、オキアミの粒を崩さないように気を回す余裕もある。手間なくバッカンの隅もぐるっと混ぜられるので混ぜ残しが少ない。それでもってマゼラーで作るよりも早く終る。どうしても手は汚れるけど片手だけだし、洗えば済むし、釣りをしてたらどうせまた汚れるからあんまり気にならない。持っていく道具が減って荷物が軽くなるのも魅力。だけどやっぱり配合エサによっては怪我をするリスクがあるので強要するのは違うと思ってる。ただ今のところ、グレパワーであれば怪我をする何かが入ってることはない感じがあるし、怪我をしたことはない。
コマセ作りの注意点
そもそも説明書きを読めって話だけど、水分量を間違えるとめんどくさいことになる。少ないと硬すぎて柄杓に張り付きやすくなって用事にならないし、多すぎるとシャバシャバでこれも遠投できない。適量を入れろって話だけど、配合エサに影響する水分は海水だけじゃなくてオキアミのことがある。オキアミは割りと水分を持ってるんで初めからたっぷり水を入れてしまうとベチャベチャになったりする。気持ち少なめで進めていって、最後に足して整えるのが無難。
何種類か使った感じ、物によって必要な水分量は違う感じなので単純に1袋にどのくらい、だけの感覚を持ってしまうと危ない。V9とか結構水を入れても平気だから、その感覚で他のを使うとえらいことになる。
ダマの処理
配合エサはちゃんと混ざってなかった場合、最後の最後まで粉の状態で残ってる。このくらいで?って量でも。気が付かずに使った場合は手元とか空中で割れてめんどくさいことになったりして良いことは何もないのでちゃんと混ぜておきたい。ダマができるのはバッカンの底とか隅。結構念入りにやらないと残る。解決策として手っ取り早いのは、ある程度混ぜたところでバッカンの蓋を締めて横に倒す*4回で1周。蓋を開けると混ざってない部分が上に来る。蓋の裏やらファスナー周りが汚れたりするけど、それは洗ってください。蓋がないバッカンを使ってるならダマが残らないように頑張って混ぜてください。面白いもので、慣れてきたら割りと簡単にちゃんと混ぜられるようになったりする。
コマセの再利用
せっかく作ったけどタイムアップとか海が荒れたとかでコマセが余った場合。実際にそういう事があって、流すのはもったいないから数kg分を持って帰った。冷凍室に入らなかったので冷蔵庫に入れた。この時点でわかったことは、ゴミ袋を2重にして極力空気を抜いて縛っておけば臭わない。
保管して数週間経ってから持っていって使った。変色はしてたけどカビてる様子はなく気持ち臭かったけど釣れそうな臭さだった。実際魚の食いは良かったように思う。なので、明らかに次回の予定が未定じゃない限りは次に望みを託していいと思うけど、保管できることが前提ですね。運ぶの重くてめんどくさいし袋が破れたら怖いので、やっぱり毎度使い切るのが理想。
コマセ周りの道具について
言ってしまえばバッカンはビニール袋でも良くて、柄杓だってポイントに届くなら手で持って投げちゃえばいい。コストを削ろうと思えばそもそも買わなくてもいいじゃんって選択肢があるくらい、いくらでも削れる部分だったりする。だけどなんで皆一様にバッカンに柄杓縦やら餌箱やらを付けて、柄杓も良さげなものを使っているかといえば便利だから。
フカセ釣りは割りとショートスパンで回す手返しの多い釣法なので忙しい。竿は長いしやること多いし、都度置いたり持ったり、立ったり屈んだりをしてたら滅茶苦茶疲れる。疲れると釣りにならない。だから定位置から動かずに全てが賄えるように環境を構築する。資金力があったり初めからフカセをやるって決めた人は初めから全部揃えるし、そうでなくてもそのうち全部揃ってくる。
結局のところ道具は色々必要だということになる。
コマセも毎度買わないといけないから地味にお金がかかるので、最適解に最短でたどり着きたい。
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