[釣り]久しぶりの釣りと初めてのPEフカセの話

釣り

行ってきた。

釣果の話

早朝から昼過ぎまでやって、通年で見てもゴキゲンだなってくらい釣れた。
釣具屋さんに聞いたらその日は激渋って言われた。
釣法とポイントとがうまく噛み合ったんだと思う。
結果オーライでウハウハ。

PEフカセについて

安いからってカーボナイロンを使って、頑丈さはいいんだけど流せてるっぽい気がしないからナイロンを使って、高切れしたり伸びまくりでなんか違うなってなって、PEフカセに目をつけた。専用ラインで比べてもちょい高いけど、ワンシーズン使えてるって話を見て使ってみようってなった。

シマノ PEG5+

PEフカセの鉄板どころはこれらしい。
PEは俗に3倍したらナイロン号数になるってんで、0.8号を選んだ。

仕掛け

PEにウキ止め糸・シモリ玉・ウキ・絡まん棒、サルカンに結束してハリスへ。
リーダー無し。

色々見た上で、これでやってみようと思った。やったら、できた。
ウキ止め糸がズレやすいんじゃないかって危惧してたんだけどそんなことはなかった。ナイロンのときと同じ感じ。逆に絡まん棒がめっちゃズレる。まあ振り回してたらウキに押されるもんね。サルカンに引っかかるまでずり落ちてたんで、PEに通すなら都度直す必要がある。芯の代わりに爪楊枝とか挿してギッチギチにしたらいいのかもしんないけどどうなんでしょう。

使用感

仕掛け(≒タナ)を安定させることありきならリーダーか中ハリスかクソ長いハリスにしてそっちにウキを通したほうがいいと思う。

それでまあ、やっぱりPEとフロロだと糸が全く伸びないんで魚の引きはロッドとリールで処理することになる。江ノ島はいっても30cmを超えることは稀中の稀なんで、ロッドパワーが1.5くらいならそれだけでいい感じに処理できる。ドラグを緩めるってのもベタな方法なんだけど緩すぎたら木っ端でもラインを出されるし、下手に出してるとラインブレイクしかねないんで気持ち緩める程度に抑えるのがいい。で、ナイロンリーダー噛ませる必要性をちょっと感じたんだけど、それでも大物かける前提じゃなきゃ別にいらないような気がする。

ロッドパワーだけで処理すると面白いもんで、ロッドの弾力で魚が上がってくる。とても楽しい。

PEの恩恵というか感動ポイントとして、ラインメンディングがものっそい楽。流れを掴んでくれるから塩梅もよく分かってめっちゃいい。ただまあ、ウキは影響ないんだけど風に煽られやすいのと、半誘導だと糸を抜いちゃうってので慣れは必要かと思う。あと、仕掛け回収時に挿し餌の有無が手応えで分かるのが驚いた。マジかよってくらい分かる。面白いもんですね。

江ノ島のフカセの話

昨年末以来だもんでリハビリを兼ねてたんだけど、合わせて宗旨変えもあった。今まではチヌ針3号前後でやってたんだけど、小指の爪ですかってくらい小さいやつに変えた。これめっちゃいい。

でかい針を使ってたころもテーマとか考え方を持ってやってたし、釣果も出てたから否定はしないんだけど、小さい針で十分っていうのがある。でかい魚も小さいのを食べる。というか、グレは吸い込んで食べるから口に入れやすいサイズの方がいいかもしんない。

ベテランっぽいおっちゃんに教えてもらってから使い始めたんだけど、アタリなしで餌を持ってかれる率が激減したし、釣果も伸びた。マジですごいですね。でもってアベレージ変わらん。ほんとにすごい。針のサイズを下げる毎に釣果が伸びた。ヤベえよ。

おっちゃんが言うにはラインもハリスも細くしろってことで、細くすると流れに煽られやすいからコマセに同調しやすい。それで釣果上がったこともあったんだけど、糸を切られる率が上がった。飲まれたのはこっちが悪いけど、フグの被害が跳ね上がった。怖いんで下げても1号くらいかなと思う。とにかくは、ハリス2号でも針さえサイズダウンできるなら戦える。

で、グレ狙いのフカセだけどチヌとかイナダとかボラも釣れるし釣れるなら釣りたいって気持ちがある。奴らはグレよりもでかいんで、細い小さい弱い仕掛けだけだと悔しい目に合うかもしれんので、だからPEってのもある。細く柔くなっても強いからいいですよね。強めのハリスと針を持っておけば、ウキ下交換するだけで戦える。そんな感じでまとまってきた。

今回の釣行の体験と学び

気になってるポイントは先行者がいたので、いつものポイントに入った。いつものポイントの近くにも気になるポイントはあったんだけど、ソーシャルディスタンスを気にして控えてたら後発組が入ってきて、しかもこっちより先に釣れだした。妬みが加速した。

でもまあ普段の鉄板でやってるわけで、魚影の有無がはっきりしてるところなんで、見えないうちは長めに流したり、コマセの無駄打ちを抑えたりで様子見してた。フグとかスズメダイが釣れた。魚影が薄いときでもアイゴが釣れたら楽しいなって感じで粘った。

凪だったもんで安い偏光グラスでも結構見えた。透明度は真冬ほどじゃないんでそこそこってくらい、根の場所がわかるねってくらい。ろくに釣れないんで流れを見つつ、根の周りを攻めた。やってたらそのうち魚影が出てきて、グレだった。釣れた。

流れ込みがきつくて潮のパターンが1分そこらで変わるところなんで、基本は仕掛け入れてからのコマセ後打ち。先にコマセを入れちゃうと仕掛けが馴染む頃には他所に行っちゃったりして困った。そんな感じでやってたら、魚影が来る=釣れるって感じで、一投で無理でも次で間に合う感じ。先撃ちっちゃ先撃ちだけど、仕掛け回収時にコマセ撃っといて足止めとかもしてみた。放置したら割と居座らない群れだったんで、それなりに効果あったと思う。

パターンが入れば根じゃないところでも寄ってきたんだけど、やっぱ根の周りかなって感じがあった。魚影がなくなった後もしばらくは根の周りで流すと掛かる。それでその日一番のサイズも出た。地形が分かるかどうかでかなり変わりますね。

コマセは爆寄せグレとチヌの遠投を混ぜた。V9がたまたま置いてなかったからなんだけど、このブレンドは大成功だった気がする。ついでにオキアミもたっぷり混ぜたら寄ってきた。配合エサ自体もいいんだろうけどオキアミの凄さが分かった。

気がついたら周辺で一番釣ってた。超楽しい。

単純なフカセの話

柄杓は長いほうがいい。遠投が効くし、狙いもまとまる。しっかり握るのもめんどいんで、程々で済むようにテーピングもした。めちゃめちゃ捗るようになった。もっと長ければもっと捗るかと思って、それまでよりもちょい長いのを使ってみた。短い→長いのときよりも感動は薄いし、今までのに慣れちゃって取り回しが逆にめんどくなったところもある。だけど前よりも中腰にならなくて済んだので姿勢が保てて捗る。遠投もそんなにしないけど効く。ついでにカップを小さくしたけど困ることもない。しばらくこれでやっていこうと思う。

バッカンを40cmのやつにした。それまでは安いブランドの36cmだったけど、シマノのやつを買ってみた。従来どおりソフトタイプなので折り目がつく。今までのやつはお湯を張ってシワを取ってたんだけど、そのうち横に膨れだして不都合が出始めた。それででかいついでにシマノにしてみたんだけど、でかいせいで自重がアレして柄杓とかエサ箱で潰れる。お湯を張ってもシワが取れないからドライヤーを使ってみたけど取り切れない。取っ手部分がプラでゴツいんで、長辺にエサ箱を外向けで引っ掛けることができない。難点が多くて満足感が薄い。とりあえずシワ取りを頑張らないといけない。

ウキを見るだけなら裸眼でも戦えてたんだけど日差しとか水中を見るとなると限界がある。安い偏光グラスで今までやってきて、それでも十分見ることはできるんだけど、もうちょっといい感じにならないかなと欲が出る。ついでに、安物だからか知らないけど、近いところを見ると左右がズレて酔いそうになる。いいやつを使ってみたいんだけど現地で使って試してみたいんだけどそういう人が周りにいないから自分で試すしか無い。

指ぬきグローブは必須。最初は3本でいいと思うけど、多分みんな5本に落ち着くと思う。3本抜きは釣りになれるまでの矯正と防寒。ガチンコでやり始めたら5本。そんな感じ。ロッドを持ってる手で釣り針を持って餌を付けてとか、ロッドを抱えて仕掛けを付け替えてとか、指3本じゃ足りなくなってきた。できないことはないんだけど負荷が偏りすぎて局地的に疲労が溜まってちょっとめんどいなってなる。指全部使いたい。ついでに、手にジャストフィットしたやつがいい。ブカブカだと何かと引っかかる。意外と人はギリギリのコースで体を動かしたりしてるんだと分かる。

釣行の意味でもそうなんだけど、荷物を減らしたい。というか、必要なものを全て身につけてしまいたい。何かあったらかばんを開けるって動作が非常にダルい。ということで格納場所はフローティングベストになる。ポケットはそれなりにでかいんだけど、ルアーマンが使うようなやつは腹のところに1対あるだけで胸元はオプションになる。磯釣り用のベストならもっとポケットがいっぱいついてる。今になって選択ミスだったと痛感する。容量自体は足りてるんだけど1箇所で兼用すると手探りになるのがダルい。買い替えのタイミングが来たら絶対ポケット多いやつにする。
ついでに道具の使用頻度を下げることを心がけている。魚はアイゴ以外なら鷲掴み。グローブしてたらヒレの棘は怖くない。針を外すのも手でやる。補助として針外しをキーホルダーに付けてるけどプライヤーは使わない。手がヌルついたら海水に突っ込んで落とす、タオルでこそぎ落とす。汚れる箇所を収束できたら不潔にならんしなんとかなる。タオルも腰につけておく。大物を釣り上げたら流石に竿を置かないと厳しいんだけど、まあそれくらいならと言ったところで。
そうやって釣ってる最中の最適化は日を追う毎にどうにかできてるんだけど、最初の準備でかばんから物を出す下りをどうにかもっといい感じにできないかなと。活かしたいからスカリはほしいし、タオルとか偏光グラスとかはベストに入れられないし。バッカンと水くみバケツも使うし。ということで、バッカンにまとめて突っ込めるならいいのかなと、ロッドに巻きつけられるなら楽なのかなと。でも、バッカンはバッグと同等サイズだからバッグ内で選り分けるのができない。やっぱきつい。

ファミリーフィッシングについて

親子で磯に来て、父ちゃんは投釣りの用意をして小学生くらいの子供には小さいタックルにサビキをつけて渡してた。好きにやれって方針なんだろうけど、ぶっちゃけここはサビキには向かない。せめて胴突だろうに。というか短い竿で磯場で垂らし釣りは無理だよ。父ちゃんは長靴はいてたりしてそれなりの格好だけど、子供は町中で見る格好で歩き回ってる。要素が重なりまくってヒヤヒヤする。

案の定というか、子供は根がかりした。ずーっと引っ張ったりして、親は来ない。そろそろ竿を折るんじゃないのもしくは落ちるんじゃないのって見かねて話しかけて代わりに外した。あちらが先に帰ったんだけど一言もなかった。二度と会いたくないなぁって思った。

子供と釣りするならちゃんと面倒見ないと危ない。根がかりの外し方くらい最初に教えとけよとか、思うことはあったけど言うのもダルいし聞くかもわかんないし、関わりたくないですね。

外道について

ポイントに入らないと釣れない程度には渋かったんで、フラストレーションが貯まるのは分かる。それが原因かはしらんけど、フグだったからって足元に捨てるなやってのがね。なんだろうな。釣りに来てるだけの一般人がそういうことするのって道理的に合ってるのか甚だ疑問である。食えない魚だけどさ、また食いに来たら嫌だけどさ、じゃあ裏に逃せばいいじゃんね。わざわざ殺す理由がわからない。外道が掛からないに越したことはないけど、いくら満潮で水没するところだっていっても、ゴミを作って捨てるのってどうなのよ。さっぱりわからない。

釣り針について

一般的に釣り針には返しがついてるんだけど、いらないんじゃないかなって思うようになった。しっかり竿を曲げてテンション掛けてたら外れる要素ないし、釣り上げて外すとき楽だし。エラ洗いしたりで外すの上手いやつを釣るときにとか、投釣りで放置するやつとか、そういうときに返し付きの針を使うのが合ってる気がする。違うな、フカセは返しのない針のほうが合ってると思う。取り込みのときは流石に外れそうで怖いけどね。でもしっかり対応して弱らせて空気吸わせたら大丈夫じゃないかしらね。

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